一人でランチ、映画、サウナ…ソロだからこそできる楽しみ方が満載! すきま時間や休日の有効活用にも大活躍するソロ活アイデア集

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公開日:2023/5/19

ソロ活はじめました!
ソロ活はじめました! 独身アラサー派遣OLが生活費15万円でも毎日を世界一楽しむ方法』(よしみ子/KADOKAWA)

「この間一人で○○に行ってきた」と話をすると、「一人で?」「寂しくないの?」「ぼっちか(笑)」と、一人=寂しい人と思われてしまいがち。しかし一人の時間を楽しむいわゆる「ソロ活」は、一緒に過ごす相手がいないから仕方なく、と妥協でしている活動ではない。私は「ソロ活」がしたくてしている。ソロ活に抵抗感を示されると、こんな開放的で有意義な時間もなかなかないのに!と残念な気持ちになる。

ソロ活はじめました! 独身アラサー派遣OLが生活費15万円でも毎日を世界一楽しむ方法』(よしみ子/KADOKAWA)は、そんなソロ活推奨派の筆者がぜひともオススメしたい、バリエーション豊かなソロ活を提案してくれる一冊。著者のよしみ子氏は、会社勤めで体調を崩したことをきっかけに上京し、アルバイトや派遣社員として働きながらSNSでソロ活の楽しさを紹介しているアラサー女性だ。

 本書には、あまりお金をかけずに楽しめる70種類ものソロ活のアイデアが掲載されている。内容は、定番の一人ランチや一人カラオケから、映画館、サウナ、登山、大好物全種買いなど非常に幅広く、ソロ活初心者でもチャレンジしやすいものも多い。

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まずは、ハードルの低い「回転寿司」から!

 たとえば、人目が気になりにくい「回転寿司」。タッチパネルで選んで注文できるよう、テーブルごとにタブレットが設置されている店も多く、近年は入店から店を出るまで店員との接点すらない店もある。受付を済ませて指定の席へと向かい、好きなものを自由に食べて、満足したら自動精算機で精算を済ませて店を出る。これならソロ活に不慣れな人も、気軽にチャレンジできるのではなかろうか。

 ちなみに筆者もお寿司が大好物なので、月に1~2回は一人回転寿司を満喫している。よしみ子さんの言うように、「偏った食べ方」や「独特のタイミング(での注文)」も、一人回転寿司ならまったく気にならない。このほか、「コスパイタリアン」として紹介されているサイゼリヤなどのファミレス系もハードル低め。一人専用焼肉店など、ソロ活向けの店を利用するのもアリ。

自分磨きや趣味活も、一人なら自由気まま

 ソロ活の素晴らしさは、自分磨きや趣味活、旅行などでも発揮される。人と予定を合わせる必要がなく、思い立ったら自分のタイミングで行動に移せるソロ活は、すきま時間や休日をとても有意義なものにしてくれるのだ。たとえば、一人カラオケや映画館での映画鑑賞くらいなら、仕事帰りにふらっと消化できる。カラオケは上手下手関係なく思いっきり歌えるし、人と曲がかぶる心配もない。友達と行く前の練習にももってこいだ。映画も、知り合いがいる前で号泣するのは恥ずかしくても、一人なら思う存分集中して泣ける。

 自分磨きが好きな人ならマッサージやサウナへ行くのもいいし、休日には少し遠くへ出かけたり、純喫茶や美術館を巡ったりするのもいい。遊園地やイルミネーションも魅力的。一人だと、人に気を遣う必要がないぶん、行動そのものに心の底から集中できる。実際にやってみると、驚くほど心が洗われるのである。

 こうしたちょっとしたソロ活なら、数百円~数千円程度で実現できる。紹介されているものの中には、お金を使わずに楽しめるものもいくつかあった。著者も、月々のソロ活予算は1万2000円ほどだという。ソロ活で人に左右されずに自分のご機嫌取りができると、時間を有意義に使えるだけでなく、ストレスも溜まりにくくなる。まさにいいこと尽くしだ。

 本書には、ソロ活の具体例70種類のほか、著者のお金と時間の使い方、月々の食費を1.5万円に抑える節約術など、一人暮らしをうまく回すためのコツも紹介されている。これまでソロ活に馴染みがなかった人も、本書を機に新たな扉を開けて、充実した一人の時間を過ごしてみては?

文=月乃雫

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