待望の最新刊が約1年ぶりに登場! 農業大好き令嬢と王子の前に“大きな障壁”が立ちはだかる『土かぶりのエレナ姫』3巻

マンガ

公開日:2023/10/13

土かぶりのエレナ姫
土かぶりのエレナ姫』3巻(晴海ひつじ/白泉社)

 2023年10月5日(木)、晴海ひつじが手掛ける『土かぶりのエレナ姫』のコミックス最新3巻が発売された。単行本派にとっては約1年ぶりの新刊ということで、発売当日からSNS上には歓喜の声が後を絶たない。

 著者の晴海といえば、『斎王寺兄弟に困らされるのも悪くない』や『マリはハッピーエンドでお願いします』など数々のラブコメ作品を世に送り出してきた人気マンガ家。2021年に連載開始した『土かぶりのエレナ姫』は、前世で培った農業への愛と知識を武器に新たな人生を切り拓く異世界転生ファンタジーで、単行本1巻は重版がかかるほど大きな話題に。「2022年度白泉社電子書籍大賞」では、1巻の売上初速が好調だった作品に贈られる「スタートダッシュ賞」に輝いていた。

 物語の主人公は、「ウィリ王国」で暮らす15歳の貴族令嬢、エレナ・カウロフ。生まれながらに「ザレ王国」の名門貴族アルベルト・エバンテスに嫁ぐことが定められていたが、あるとき突如として農家を志していた前世の記憶が蘇る。衝動のままに婚約者のアルベルトや父親に「畑仕事がしたい」と訴えるものの、貴族令嬢という身分を理由に一蹴されてしまうのだった。

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 しかしそんな彼女の人生は、ウィリ王国の第3王子・ルイスとの出会いによって大きく変わることになる。まず彼の計らいによりアルベルトとの婚約が破談となり、エレナは晴れて自由の身に。「これからは好きなだけ畑仕事ができる!」と嬉々として農作業に励む一方で、自分を支えてくれるルイスへの恋心も募らせていく。どうやらそれは彼も同じ気持ちだったらしく、2巻終盤で2人は“結婚”を約束するのだった。

 一見、仕事も恋も順調かに思われたが、そう簡単にコトは進まない模様。今回発売された最新3巻では、2人の婚約を報せるべく王宮へと向かうが、その先で想像以上に大きすぎる“障壁”の存在が明らかになるようだ。

 SNS上には「2巻で両想いになったのも束の間、最新刊が波乱だらけで泣く」「2人の幸せな結婚までのスパイスとわかっていてもぐぬぬ…となるくらいお邪魔虫が強烈」「一筋縄ではいかない展開にハラハラドキドキ」「思いのほか2人の前に立ちはだかる障害が大きかった。早く幸せになってほしい~」といった反響が続出。また1年ぶりの新刊ということもあり、「3巻発売待ってました!」「良いところでお預けくらってたからホント嬉しい」などと喜びの声も殺到している。

 異世界転生と農業をかけあわせた斬新なテーマもさることながら、ハラハラドキドキさせられる恋愛模様も見逃せない要素となっている『土かぶりのエレナ姫』。エレナとルイスの前に立ちはだかる障壁とは一体何なのか、そしてそれをどう乗り越えていくのか。気になる人はぜひチェックしてもらいたい。

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