半年で20キロの減量に成功! 管理栄養士が教える、無理せず、ちゃんと食べるダイエットレシピ!【作ってみた】

暮らし

PR公開日:2024/3/4

おデブ管理栄養士だった私が20kgやせた お腹がすかないダイエット
おデブ管理栄養士だった私が20kgやせた お腹がすかないダイエット』(前田量子/主婦の友社)

 ダイエットをしていて一番辛いのは、やっぱり食べる量を減らさなくてはならないこと。糖質制限にしても脂質制限にしてもカロリー制限にしても、特定のものを極端に食べられないダイエットはストレスが溜まるし続かない。仮に痩せられたとしても、反動でリバウンドしてしまうケースがほとんどだ。また、肌が荒れたり不調に繋がったりするケースも多い。

おデブ管理栄養士だった私が20kgやせた お腹がすかないダイエット』(前田量子/主婦の友社)は、そうした食べないダイエットではなく、栄養バランスを考えて、3食しっかり食べながら痩せるダイエットを推奨している本。著者の前田量子さんは、管理栄養士としての知識を活かし、半年で20キロのダイエットに成功したそう。ちゃんと食べて半年で20キロ減というのは、筆者のように大幅に体重を減らしたいダイエッターにとって非常に魅力的だ。

 本書では、無理なくダイエットを続けられるよう、炭水化物もしっかり摂り、市販品やラクな調理で手間を省き、「老けやせ」しないよう栄養バランスにも配慮した献立やおかずが紹介されている。お高い食材は使わないため、お財布への負担も少ない。まさにいいこと尽くしだ。例えば、「3日目の献立」として紹介されているのがこちら。

advertisement
P.32、P.33

 忙しい朝のごはんは、糖質や食物繊維、たんぱく質をしっかり摂りつつ、市販品を活用して手間をカット。かきたま汁は、本書で紹介されている作り置き用の「美肌スープ」にちょい足ししたものだ。調理開始から15分もあれば完成する。

P.34~P.35

 お昼は、豚もも肉を使ったガパオ。焼肉のたれを活用し、しっかり味を付ければ、食べごたえや満足感を手軽かつ大幅にアップできる。フルーツやほうれん草でビタミンを補給するのも忘れずに。本書によると、お皿をあえて分け、見た目のボリューム感を演出するのもポイントなのだとか。

 晩ごはんはぶりで魚を摂取しつつ、ほかは低カロリーな食材を活用。ごはんやフルーツ以外の糖質を抑えてヘルシーに組み上げることで、朝昼晩3食ともごはん120gを食べられるのも魅力。カロリーの使いどころや栄養源、かさ増し要員など、組み合わせ方がしっかり計算されているあたりも、さすが管理栄養士考案のレシピだと感じた。

「ぶりときのこのノンオイル照り焼き」ほか

 筆者も現在ダイエット中なのだが、気を抜くとつい晩ごはんを食べすぎてしまう。そこで、気になった「ぶりときのこのノンオイル照り焼き」を中心とした晩ごはんを作り、満足感を得られるかどうか試してみた。

ぶりときのこのノンオイル照り焼き

 ぶりは脂質が多いため、淡白な食材を組み合わせてある。きのこや切り干し大根、玉ねぎなどで、かさ増ししつつ食物繊維や栄養もしっかり補給。こうしたメリハリのあるチョイスをすることで、食べごたえを担保しつつバランスも摂れる。照り焼きにレモン汁、ピリ辛サラダにポン酢が使われていることで、味もはっきりしていてごはんのおかずにぴったりだった。しかも全部で472キロカロリーとは思えない満足感と満腹感! バランスよく食べるとこうも違うのかと実感する結果となった。

 また本書では、レシピのほか、知っておきたいダイエットの知識や筋肉をつけて代謝をアップさせる「やせBODY加速ゆる筋トレ」「栄養のプロが教えるやせ栄養素」も紹介されている。ゆる筋トレは、これまで筋トレをしていなかった初心者でも無理なくできる、負担の少ないものばかり。これなら運動音痴な筆者も続けられそう!

P.92~P.93

 エクササイズは気になる箇所だけでも、週に2~3回でもOKだという。これなら頑張ってみようと思える人も多いのではなかろうか。ちなみに、一番のおすすめはウォーキングとのこと。腕や足を上げて、速度は早めにするのがいいそうだ。「まずは10分歩いてみよう」と書かれており、自分のペースで始めやすいのも嬉しい。

 ダイエットは、何より継続することが大切。続けられないような無理はせず、毎日の中に浸透させて習慣化させるのが、結局は一番の近道だと筆者は思う。本書は、そうした意味でも非常に使いやすい本だと感じた。筆者もこの本で改めて栄養バランスを見直し、健康的に理想の体重を目指していきたい。

調理、文=月乃雫

あわせて読みたい