「いくえみマンガ」キュン度No1! 至極のキラキラ少女マンガにどっぷり浸る

2013/11/4

POPS 1

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : 集英社
ジャンル:コミック 購入元:BookLive!
著者名:いくえみ綾 価格:400円

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わたしはいくえみ綾さんのマンガが本当に好きだから、ダ・ヴィンチ電子ナビで「いくえみ綾のマンガの魅力を徹底解剖!胸キュン度 ベスト5」という記事を見つけたとき、どきんと胸が高鳴って「読め、その記事をはやく読むんだ」という心のアンテナのささやき声まで聞こえてしまった。

今回の作品はそのランキングで見事1位を獲得した『pops』という超王道少女マンガ。なんといくえみ綾さんの出世作であるらしい。高校2年生の女の子、薬子は同じクラスになった三島をついつい目で追ってしまう。「たらし」だから嫌いなはずなのに、どうしてもどうしても気になる。

三島との交流をきっかけに、自分の本当の気持ちに気づいてしまう薬子。修学旅行を目前に付き合う2人だったが、恋の障害は三島がひきずられる「過去」にあって…みたいなことがあらすじに書いてある。『潔く柔く』をさしおいて1位なんだから、めっちゃよくなきゃ許せない! となんだかよくわからない競争心を抱いてページをおくると…。

あれ、あれれ? 私の知ってる絵じゃない! 絶賛キラキラ中みたいな、ザ・少女漫画がそこにはあった。そう、この作品、古いのである。1980年代からの作品なのである。平成生まれの現代っ子は知る由もない。でも、なんだか胸ときめく。ステキ、切ない、気持ち分かる…。

おそらく、タイムリーに読んできた人たちとは違う楽しみ方がそこにはあるのだろう。シンデレラ的な、おとぎ話的な、キラキラとした純粋な憧れを感じる。何より三島がかっこいい。明るくてイケメンで若者らしい色気があるのに、なんだか影があって、ほうっておけない。んー、きゅんきゅんする! 主人公の薬子ちゃんが泣き虫だけど気が強いのも、可愛らしくて憧れる。そして気持ちの描写が複雑で繊細なのは、やっぱりいくえみ綾さんである。自分に重ねられないし、絶対かなうことのない世界だけど、女の子のいつまでも変わらない理想のかたまりみたいな、宝石みたいな作品である。1位、納得!古いからこそ読んでいただきたい、至極の1冊だ。


んー、色男ずるい!

この言葉の表現にはうっとりさせられました

もう、かわいい!

なかなかそう上手くいかないのも、少女マンガの醍醐味
(C)いくえみ綾/集英社