何となく導入すれば良いわけじゃない! SNS導入成功の秘訣とは

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2013/12/26

SNSが会社をツブす!

ハード : PC/iPhone/Android 発売元 : 双葉社
ジャンル:ビジネス・社会・経済 購入元:BookLive!
著者名:大石哲也 価格:691円

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何も知らないくせに、知ったかぶりして自慢げにカタカナ用語をひけらかす上司にお悩みではないだろうか。「今はソーシャルメディアマーケティングの時代なのだよ」とか言いだしたかと思えば、「我が社もTwitter、Facebookページを運営したい」と、部下に丸投げ。そう簡単でないことは分かっているのだが、仕方なしに運営してみると、「全然成果が出てないじゃないか」と上司に怒鳴られる。かくいう私もアルバイト先で「企業のFacebookページとTwitterの運営を頼む」と丸投げされた経験があるが、上司の皆さん、誤解していませんか? ちゃんとSNSの利点、欠点分かっていますか?意外と難しいんですよ!

PR会社、株式会社スパイスコミニケーションズを設立、代表取締役社長大石哲也著『SNSが会社をツブす!』では企業がSNSを導入する際に最低限知っておくべき事実を解説している。

昨今、企業がSNSを利用したPRの成功事例が続々と報告されているから、SNS偏差値の低い上司は、「SNSは誰でも片手間に使える」「SNSを介せば、次々と新しい顧客が集まってくる」と思い込んでしまっているのではないだろうか。だが、大石曰く、企業SNSは使いこなすためには時間と予算をかけた教育が必要なのだという。

例えば、「Twitterくらいやっとけよ」と支持を出された担当者は、私用とは別に企業用のアカウントを取得し、「これから弊社の情報を毎日お伝えします!」などと最初のツイートを送信するのだろう。ここまでは何ら問題はないのだが、よほどの大企業でなければ、企業情報を定期的に発信し続けることは現実的に難しい。大石によれば、Twitterが定期的に更新されているように見えるには、目安として最低でも1日5回以上の「つぶやき」が必要らしい。

しかしながら、ランチの話題やテレビ番組の話題、好きなアーティストの話題、昼休みに見つけたニュース記事の引用で盛り上がる私用Twitterとは違い、企業の看板をおってつぶやける情報はそう頻繁には生まれない。他の社員に協力を仰ごうとて「任されたのはお前だろう」という視線が強くなかなか協力者も集まらない。かと言って、社員が企業の看板を背負うという責任の大きさを考えずに、個人のTwitterと同じ気持ちで条件反射のように書き込みをする危険性は測りしれない。SNSの危険を理解していないのならば、企業ホームページで一方的に情報を発信し続ける方がましだとさえ大石は言う。

これからの時期採用活動が盛んとなるが、今話題の「ソー活」を行ないたいと騒ぐ上司も多いだろう。だが、成し遂げるためには、新卒採用向けに、Facebookページを開設すればそれで良いというわけではないと大石は言う。Facebookページはリクルート広告を貼付ける無料掲示板ではないのだ。広告など学生が見るわけもない。せめて広告では謳いきれない自社で働くメリットを担当者がアツく語るくらいの発想がほしい。さらにいえば、その企業の熱は文字情報だけで現代の学生に伝わるだろうか。文字の羅列をマンガ化して掲載したら、反響はもっと違ってくるのではないだろうか。空いた時間の暇つぶしではなく、本気でSNSを利用し、自社の名前を知ってもらうためには、これくらいの案は実践すべきなのだろう。

大石に言わせれば、SNSを知ったかぶりする上司は、SNSを理解していないだけではなく、マーケティングのこともあまり理解していないという。PRと広告、マーケティングは連動して実施しなければ効果は現れない。それぞれの役割とフレームワーク、導きだす結果は別物だ。一体となった戦略を練っていくことが求められているのだろう。「知ったかぶり上司」と陰口を叩かれないように、そして、そんな上司に負けないように、全ての人がこの本を手に新しい顧客獲得に向けて、さあ全力を尽くそう。


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