【第150回直木賞受賞作『昭和の犬』レビュー】愛するものがあって幸せだった。ある女性の魂の再生の物語

小説・エッセイ

2014/1/14

いまどきの東京の街角では、いろいろな種類の犬を連れて散歩する人をよく見かけますが、洋犬を飼うことがステイタスだった時代、そしてその犬種に流行があってペットのしつけも動物愛護もへったくれもない時代があったのです―—ついこの間まで。 第150回直木賞の受賞が決まった姫野カオルコの本作は、戦後間もない昭和30年代から平成1... 続きを読む