「お金があっても楽じゃない」。お金持ちがどんな人が理解できる一冊

tjedit

2011/2/28

お金持ちのお金はなぜなくならないの?

ハード : iPad 発売元 : MEDIA FACTORY
ジャンル: 購入元:AppStore
著者名: 価格:700円

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使えばすぐになくなるのがお金。 減らすのは簡単なのに、増やすとなると簡単にはいかないのがお金。ほしいのになかなか手に入らないのがお金。世の中には、そんなお金を唸るほど持っている人がいます。そう、お金持ちです。
  
本書はそのお金持ちについて多角的に分析した一冊。タイトルの「なぜ減らないのか」から、お金持ちが社会に必要な理由、お金持ちの考えや行動から僕たち“非お金持ち”が学べることまで紹介されています。

  
お金持ちになる方法が一切紹介されてはいないのは残念ですが、お金持ちという存在を通して社会の見方が学べる内容になっています。
  
なぜ、お金持ちのお金はなくならないのか。タイトルの疑問は少し読み進めると意外とあっさり解決されてしまいます。本書のメインテーマはこの疑問ではなく、お金持ち自身を深掘りしていくことに置かれています。お金持ちの資産の割合や、価値観、生き方、タイプ、使い方、苦労など、お金持ちの実像や背景を知ることによって、ボンヤリとした印象しかなかったお金持ちがリアリティのある存在として理解できるようになっています。
  
本書を読んでこれまでのイメージが大きく変わったのが、「お金がある=楽に暮らせる」というのが大間違いだったこと。お金(資産)をたくさん持っていればいるほど、それを維持するためにやらなければならないことが山のように発生します。資金の運用や税金対策、相続問題のほか、社会の変化にも常にアンテナを張っていないと資産が大きく変動するので、気が休まる暇もありません。
  
お金があっても決して楽ではない。“そこそこ持ってる”くらいが一番バランスがとれているのかもしれませんね。

お金持ちの実像をさまざまな角度から分析。章ごとにテーマが独立しているので興味のあるところから読み始められます

サラッとお金持ちの共通条件も紹介されている。お金持ちではなくても、(6)と(7)くらいは真似できるのでは?

本書内にはデータも満載。お金持ちほど現金の割合が少なく、社会の動向に影響されやすいのがわかります

お金持ちには大きく3パターンのタイプが存在する。それぞれ価値観も違えば、お金に対しての考え方も違うそうです

最近あまり見なくなった長者番付も紹介されています。世の中の流れとダイレクトに結びついているのが興味深い