首都圏の「住みたくない街」第3位西川口、第2位川崎、第1位は?

ライフスタイル

2017/9/7

『「東京Deep案内」が選ぶ 首都圏住みたくない街』(逢坂まさよし +DEEP案内編集部:著/駒草出版)

 新しい借り住まいを探すとき、どんなことを重視するだろうか。駅からの距離、利便性、建物の築年数、広さ、家賃など様々かもしれない。気に入った物件があれば一度訪れて内見してみる人が多いはず。そして、満足いけば晴れて賃貸契約を結び、新居決定となる。

 しかし、実際に住んでみると内見ではわからなかった部分を発見することもしばしば。治安が悪い、駅前にいかがわしい店がたくさんある、住民のマナーが悪いなど様々だ。特に引っ越し候補となる土地の住み心地は、同県同市に住んでいれば、ある程度わかるものだが、県外からの引っ越しでは土地勘もなくわからないことが多い。住んでみたら「こんな場所だったのか…」とすぐに次回の引っ越しを考える必要があるかもしれない。

 そんなニーズを受けてか、世に聞く「住みたい街」ではなく「住みたくない街」を取材し、紹介しているのが『「東京Deep案内」が選ぶ 首都圏住みたくない街』(逢坂まさよし +DEEP案内編集部:著/駒草出版)だ。本書はB級観光ガイドであり、ダークツーリズムの情報サイト「東京DEEP案内」の9年間の集大成を「住みたくない街」というテーマでまとめた一冊となっている。


 本書はランキング形式で「住みたくない街」が紹介されているため、今回は本書に掲載されているトップ3をお伝えしたい。

■第3位 西川口

 かつて「NK流」という違法風俗で賑わった西川口。このマイナスイメージが根強く残っている街だ。さらに、工場地域であるため外国人労働者が多いこと。加えて暴力団など危険な団体も多いのだとか。本書曰く「外国人と男一人暮らしには最高の街。しかしそれ以外の人には概ね最低でしょう」とのこと。確かに、自分が所帯を持ったとき「西川口に住もう…」と現状はならなそうだ。

■第2位 川崎

 人口150万人を超える大都市・川崎。多摩川を挟んで東京都と隣接するベッドタウンであるはずの川崎が2位にランクインとなった。ランクインされた理由は多く、駅周辺に風俗街や、日進町・貝塚町といった簡易宿泊施設の密集地帯(ドヤ街)、競馬や競輪などの公営ギャンブルがあることなどが挙げられている。

 近年、駅前開発が進み見違えるような変化が見られているし、何よりも東京から近いのは非常に魅力的な街。しかし、一人暮らしの男性であればまだしも、女性の一人暮らしやファミリーの移住は精査が必要なようだ。

■第1位 八潮

 八潮はつくばエクスプレスの開業で秋葉原まで約20分で行くことができる好立地。しかし、駅徒歩圏内のマンションは低価格というから驚きだ。もちろん、それには理由がある。八潮市は足立区の真上に位置しているため、治安は良くないのではという指摘。さらにラブホテル街も近接している。加えて、暴力団も多く暴力団員による発砲事件も。そして、某宗教団体の関連施設もあるという。これは文句なしの1位ではないだろうか。他にも本書には1位である理由がさらに事細かく記載されているので、是非ご覧いただきたい。

 東京に出向くための利便性とマンション価格の安さで、知らなければ思わず「ラッキー!!」と物件購入を考えてしまうもの。冷静に情報収集をおこない、自分が「住みたくない街」に住まいを買ったり、借りたりしないよう心掛けたい。

 本書では、他にも「鉄道沿線別 傾向と対策」、住みたくない街の見分け方などが掲載されており、実用的でありながら「首都圏にこんな場所があるのか~」という発見を楽しむことも可能。あなたの街も実は「住みたくない街」にランクインしているかもしれない。

文=冴島友貴