月収10万円だった4人の子持ちシングルマザーがたった2年で月収1400万円になった「ノートの魔法」シリーズ3(全6回)~ゲームを攻略するように、人生も自分好みに変えちゃおう♪ キャラクター目線とプレイヤー目線とは?

暮らし

公開日:2017/12/14

『お金の神様に可愛がられる3行ノートの魔法』(藤本さきこ/KADOKAWA)

 読者のみなさま、ゲームは嗜む方ですか?
 社会現象となった『ポケモンGO』も記憶に新しいですよね。

 なぜ人はゲームにハマるのでしょう?

 あくまで推測に過ぎませんが、ゲームの世界の非現実感による刺激や、没入感から得る心地よさなどではないでしょうか。たとえそれが「嬉しい」「楽しい」以外の、「怖い」「ドキドキ」「ハラハラ」であったとしても…。

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 月収10万円のシングルマザーから月収1400万円への起業家へと躍進を遂げた藤本さきこさんは、よく講演会やセミナーにおいて「人生とはゲームみたいなもの」とのたとえ話を、自身の息子の例をあげて説明しています。

 彼女の息子はよくゲームをするそうで、ゲーム画面に向かって「あ〜、失敗した!」「もう、なんでこうなるんだよ!」などとしょっちゅう怒っているといいます。その様子を見る度に彼女は「じゃあやめればいいのに」と心の中でつぶやくそう。

 この状況について、2017年12月8日に発売された彼女の著書『お金の神様に可愛がられる3行ノートの魔法』(藤本さきこ/KADOKAWA)ではこう語られています。

ゲームを楽しんでいる主体はキャラクターではなく、コントローラーを握っているプレイヤー自身。
だから、そのゲームにイライラするくらいなら、やめてしまって他のゲームにすればいいのです。もっと簡単だったりキレイだったり好みだったりするゲームに変えれば、楽しい時間が過ごせる。

 ユニークなことに、人生でもまったく同じことが言えるそう!

多くの人は人生という自分だけのストーリーの中で、『私』というキャラクターになりきって生活しています。
もちろん目線はキャラクター自身。泣いたり笑ったり、怒ったり驚いたりと忙しい毎日です。
ゲーム画面の中のキャラクターが「僕(私)、どうして冒険しなくちゃいけないの? もう冒険なんてやーめた!」なんて言い出さないのは、目線が他にないからです。そのゲームのキャラクターである自分にまったく疑問を抱いていない状態。

 人生の主人公である私たち人間は、コントローラーを握るプレイヤー目線を思い出すことで、嫌なゲーム(人生)をやめることができるのです。つまり、藤本さきこさんは「苦労の多い貧困シングルマザーというゲーム」をやめたのですね。

あなたも自分の人生のゲームを選ぶことができます。
どんなゲームをするのか、そしてどんなステージで生きていくのかということは自分で決めることができるのです。(中略)平たく言えば、客観視や俯瞰という言葉でも構いません。その目線で状況をデザインすれば、宇宙はあなたの決めた設定にふさわしい現実を次々と叶えてくれます。

 そのための方法が、第2回目の記事でも紹介した「どんな感情もノートに書き出し、きちんと向き合う」ということ。キャラクター目線で感じた気持ちを、ノートを使ってプレイヤー目線で紐解いていく作業です。

 悩みや苦しみ、葛藤の中にいる時、人は冷静な視点や客観性を失ってしまいがち。人生というゲームの主人公がプレイヤーであることを忘れ、キャラクター目線でもがき苦しみ続けてしまうのです…。

 ノートを使って自分の人生をきちんとコントロールする意識を持つことができれば、どんな人生の波も、勇敢かつしなやかに乗り越えていけそうな気がしませんか?

目の前の豊かさや経験を受け入れる時は、他人目線(人からどう見られるか)を入れないこと。

文=村上杏菜

藤本さきこ(ふじもとさきこ)
1981年生まれ、青森県出身。株式会社ラデスペリテ 代表取締役。
累計3万人を動員した「宇宙レベルで人生の設定変更セミナー」を主宰する人気講演家。布ナプキンや出産ギフト、ハンドメイド雑貨の店舗「petite la’ deux(プティラドゥ)」を友人と共同創業する。「女性性」を大切にすることをテーマに人生の在り方を追求した結果、実店舗を閉鎖し、ネットショップへと事業形態を変更。2年で年商3億円を超える規模に拡大。現在は、エジプト香油も扱う。2年間で20冊分の「設定変更ノート」を書き続けたことで人生が劇的に好転する。処女作『お金の神様に可愛がられる方法』は発売前重版がかかるベストセラーに。