朝ドラ化懇願! 小泉今日子も涙した『なでし子物語』をマンガ化!

文芸・カルチャー

更新日:2018/3/31

 今まさに公開中の映画『ミッドナイト・バス』、宝塚歌劇団によって舞台化された『カンパニー』(東京宝塚劇場にて5/6まで上演中)、NHKでドラマ化された『四十九日のレシピ』、直木賞候補になった『彼方の友へ』など、次々と話題作を生み出しているのは、作家の伊吹有喜さんだ。2月にシリーズ最新刊が発売された『なでし子物語』の実写化もそう遠くはないかもしれない…!?

■強くやさしい世界を紡ぐ、伊吹有喜の物語

■どこからでも読めるのは「なでし子物語」シリーズならでは!

 2014年に刊行され、大きな感動をよんだシリーズ1作目『なでし子物語』に、読書家としても知られる小泉今日子さんは「この物語を読みながら私は何度も涙ぐんでしまう」とコメントを寄せた。誰もが耀子と立海の永遠の幸せを願うようなラストだったが、続編『地の星 なでし子物語』で描かれたのは衝撃的な内容だった。舞台は20年近い時を超え、28歳になった燿子が、40歳の遠藤家当主・龍治と結婚。常夏荘の女主人となり、子どもをもうけていたというもの。

 2月に刊行されたばかりの3作目『天の花 なでし子物語』は、時間軸でいうと、『なでし子物語』と『地の星』の間の話になる。「空白の時間」に何が起きたのか、登場人物たちの思いも明らかになっていく――。

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 「なでし子物語」シリーズは、どこから読んでも大丈夫なので、時間軸通りに読み進めてもいいし、あえて刊行順に読む体験をしてみるのも面白い。この先、耀子の人生はどうなるの? 3人の関係は?…と続編を待ちわびている人にも朗報が! 2018年春(○月○日)より、第四部「常夏の光 なでし子物語」の連載が、ストーリー&エッセイマガジン「asta」にてスタートする。その完結編は来年刊行される予定だ。

<新連載>
web「asta」第四部「常夏の光 なでし子物語」

伊吹有喜さんをもっと詳しく>
Web伊吹有喜「折々のいぶき」

<あわせて読みたい>
「大事な人を抱えて生き抜く強さがほしい」女性たちの成長と自立の物語『地の星 なでし子物語』
空白の時間にいったい何が? その真実がついに明かされる!『天の花 なでし子物語』

イラスト:きっか
奈良県出身のおのぼりさん。著書に『しょぼにゃん』、『もっと!しょぼにゃん』『動物園でもふもふお世話中!』『亀が無理してロードバイク乗ってみた』がある。『ジュニア空想科学読本』のイラストも担当。
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