えっ、まだ文字入力でそんな無駄なことしているの?「効率化オタク」が実践する「Google 日本語入力」の使える機能ベスト5

ビジネス

公開日:2018/5/25

『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』(ヨス/KADOKAWA)

「仕事の効率化」は誰もが望むことです。ですが、効率化のためのスキルアップするのは大変……というのが正直なところ。
 そこで、自分自身ではなく、仕事の相棒“パソコン”に効率化してもらおうというのが、本企画。効率化オタクにして、そこまでやるのかという“効率化の鬼”と呼ばれる、カリスマブロガー、ヨス氏の書籍からその手法を紹介します。

●検索会社の「変換力の高さ」を最大限活用する!

 文字を入力するときに使う「IME」という言葉を聞いたことがありますか? 
 ローマ字で「gohann」と入力して変換すると「ご飯」になりますが、この「日本語変換」をやってくれるアプリケーションのことです。つまり、日本語を入力してくれるものです。

 Windows では「MS-IME」という名前のIME が最初から入っていて、何もしなければそれが使用されていますが、実はこれも変更できるのです。オススメなのは無料で使える「Google 日本語入力」。「MS-IME」には戻れないほどの使い勝手の良さです。
 ではGoogle 日本語入力の賢さについて紹介します。わたしが個人的に便利だと思う特長はこちらの6 つです。

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(1)固有名詞に強い
 Google 日本語入力の素晴らしさは、「固有名詞」にとにかく強いということ。Google は「検索」の会社なので、新しいキーワードにはめっぽう強いのです。
 そのため、新しく出てきた芸能人の名前をGoogle 日本語入力で入力しても完璧に変換してくれます。このスムーズさは感動します。昔のアニメに出てくるマニアックなキャラクターの名前でも大丈夫ですよ。

(2) 誤入力に強い
 そして「誤入力」に対して「これって間違えて入力したんじゃないですか?」と教えてくれる機能もあります。
 たとえば「アボガド」と入力したときに「→ アボカド <もしかして>」のように提示してくれ、誤入力を避けることができます。わたしは「エレベスト」→「エベレスト」のように、考えれば考えるほどわからなくなる単語が多いので重宝しています。

(3)カタカナ語を英語に変換する
 日本語だけでなく、メジャーな英単語にも対応しています。たとえば「International」というスペルがわからないときでも、日本語で「いんたーなしょなる」と入力して変換すると「International」になってくれます。

(4)相対的な言葉を日付に変換する
 今日が「2018 年6 月1 日」だとします。「きょう」のように、相対的な言葉を変換すると「2018 年6 月1 日」と出てくれ、「きのう」で変換すれば前日の日付、「あした」で変換すると翌日の日付が出てくれます。
 ほかにも「かようび」で変換すれば、今週の火曜日だけでなく、前週の火曜日、翌週の火曜日の日付も出てきますし、「2000 ねん」で変換すれば「平成12 年」のように年号変換もしてくれるという賢さです。
 さらに、「いま」で変換すると「17:07」のように時間も出力できます。

(5)郵便番号を住所に変換する
 郵便番号を入力すると、住所に変換してくれる機能もあります。これが便利で、「100 - 0001」と入力して変換すると「東京都千代田区千代田」になります。

●「キー設定の選択」を「ATOK」に

 Google 日本語入力の変換の賢さを紹介したところで、今度はパソコンにインストールしたらまずやってほしい設定についてご紹介します。
「一般」タブにある「キー設定の選択」を、ぜひとも「ATOK」に変更しましょう。
 これで、単語登録を起動するショートカット(Ctrl +F7)が使えるようになります。これが非常に重要です。

 それと、スペースキーの右にある変換を押すことで、半角と全角の入力切り替えができるようになります。通常だと左上にある半角/全角キーを押さなければなりませんが、面倒じゃないですか? わたしは英語情報メディアも運営しており、半角と全角の切り替えを頻繁にするので、変換で切り替えられないと不便すぎて仕事になりません。
 変換している途中に「変換すること」をキャンセルしたいときも、EscキーではなくBackSpaceでできるのも感覚的で好きです。
 最後にオススメのショートカットをまとめます。


【Google 日本語入力】https://www.google.co.jp/ime/

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