「卵」と「ごま油」でアイスクリームが作れる?! “食べたい時に楽に作れる”冷たいおやつのレシピ本!

食・料理

2018/7/17

『生クリームなしで作るアイスクリームとフローズンデザート』(吉川文子/文化出版局)

 暑くなってくると、どうしても食べたくなるアイスクリーム。市販のものを買うのもいいが、たまには自分で作ってみるのも楽しいもの。でもアイスクリームメーカーを買うほどではないし、何回も混ぜるのは面倒くさい。もっと手軽に作れればいいのに……。そんなわがままな願いを叶えてくれるのが、この『生クリームなしで作るアイスクリームとフローズンデザート』(吉川文子/文化出版局)。

 本書は、生クリームなどあまり日持ちしない、お金も手間もかかるものは使わず、“食べたい時に楽に作れる”を実現するレシピ本。いったいどうすれば、そんな簡単に作れるのか。あのなめらかな“アイスらしさ”は、どうやって出すのか。

 そのポイントは、「卵黄」と「太白ごま油」にあるという。この2つを使うことで、あのアイスクリームのなめらかな舌触りが簡単に出せるのだそう。そこで、実際に作って食べてみた。

■「基本のアイスクリーム」(P.16~P.17)

 まずは、「基本のアイスクリーム」。卵黄と太白ごま油を混ぜて乳化させ、グラニュー糖とバニラオイルを加えて混ぜる。そこに温めた牛乳を少しずつ加えて混ぜ、鍋に移してとろみがつくまで加熱。目の細かいザルでこし、氷水を当てて冷やしてから保存袋に移して凍らせる。あとはフードプロセッサーでなめらかになるまで撹拌し、保存容器に移してもう一度冷やせば完成!

 食べてみると、驚くほどなめらかで、口当たりがとてもいい。卵黄の味が濃く、カスタードのような濃厚な味わいが特徴的だ。市販のアイスと比べても遜色ない、本格的なアイスクリームに仕上がっていた。

■「チョコバナナ」(P.38~P.39)

 2つめは、「チョコバナナ」。つぶしたバナナ、グラニュー糖、はちみつ、ココアパウダーを混ぜ、太白ごま油、バニラオイルを加えて乳化させる。牛乳を3回に分けて加え、さらに混ぜる。あとは「基本のアイス」と同様の手順で凍らせれば完成!

 チョコレートは使わずココアパウダーだけで作っているのだが、カカオの風味が非常に濃く、チョコ好きにはたまらない。チョコとバナナの相性がいいのは言うまでもないが、一度は作ってほしい素晴らしいコンビネーションだった。ココアなら保存も利くので、作りたい時に作れるのもいい。

■「ジャスミンティー+みかん」(P.72~P.73)

 最後は、アイスキャンディ風に作る「ジャスミンティー+みかん」。濃いめに作ったジャスミンティーにはちみつ、みかんの缶詰をシロップごと加えて混ぜ、アイスキャンディ型に流し入れて凍るのを待つだけ。

 ジャスミンティーの香りとみかんの程よい甘みと酸味が爽やかで、暑い日にスッキリとさせてくれる。ザクザクシャリシャリした歯触りも嬉しい。ほかの2つと比べてもさらに少ない材料と少ない手間で作れるので、これはぜひとも定番にしたい。

 太白ごま油は、油としては少し高めだが、一度買っておくとたくさん作れるので結果的にはお買い得。ちょっとした工夫で、アイスクリームづくりをぐっと身近なものにしてくれる『生クリームなしで作るアイスクリームとフローズンデザート』。混ぜるものは好みでいろいろと変えられるので、ぜひとも好きなものを組み合わせて、自分好みのアイスを作ってみてほしい。

調理・文=月乃雫