セックス後の下腹部痛は病気? 他人には聞きにくい女性の不調

健康・美容

2018/7/19

『HEALTH CARE DICTIONARY 医師が教える女性の正しい不調ケア大全』(ヘルスケア大学:編集/宝島社)

 女性には、人に言いづらい身体の不調があったりする。

 太っている(または、痩せている)などの体型の悩みは相手を選ぶ話題だし、膀胱炎や痔、性病の悩みなどは、誰にも話せず不安を抱えている方もいるかもしれない。

 ひっそりとネット検索をして、その情報を参考にしている女性も多いと思うが、誰が書いたのかも分からない知識を安易に参考にするのも考えものだ。

 他人に相談するのが難しい身体の不調を改善するための、信頼できる情報がほしいなら、『HEALTH CARE DICTIONARY 医師が教える女性の正しい不調ケア大全』(ヘルスケア大学:編集/宝島社)をオススメする。

 本書はドクターをはじめとした専門家の協力のもと、医療や健康に関する情報発信サイト「ヘルスケア大学」に蓄積された多くのコンテンツの中から、女性が知りたい&人に聞きにくい情報を書籍化した一冊だ。

≪排便時の出血には……≫

 排便時に出血! 「痔かもしれない」と思っても、痛みがなかったり、一回限りだったりすると、たいていの女性は「誰に相談していいかも分からないし、放っておこう」と思うのではないだろうか。

 しかし、「痔」は放っておいても完治することはなく、悪化する一方だ。また、痔ではなく、内臓が原因の出血の場合もある。

 突然の出血に関して、「痔」か「内臓疾患」かの見分け方は……

○痔(いぼ痔や切れ痔)……鮮血だったり、ポタポタとたれたりする血液。筋のように、血液が便に付着しているときも痔が原因の可能性が高い。
○内臓疾患……内臓の炎症や腫瘍が原因の場合、粘液や黒味を帯びた血液と便が出ることが多くなる。

 もしも排便時に出血があった場合、軽く考えず、しっかりと経過を観察し、ひどくなるようなら病院に行くことをオススメする。

≪セックス後、下腹部に痛みがあるのって何かの病気?≫

 こちらも中々、友人家族には聞きづらいことではないだろうか。

 性行為後に下腹部痛や違和感が起こる原因として、まず考えられるのは「無理な体位によるもの」だという。後背位など、膣の奥の方まで性器が届きやすい体位でセックスをすると、内臓に振動や圧迫が加わり痛みを感じることがあるそうだ。

 注意しなければならないのは、子宮内膜症や子宮腺筋症、クラミジア、淋病などの病気。割合が高いのは子宮内膜症だという。この病気は子宮内膜に似た組織が、卵巣や腹膜など子宮以外の場所にできてしまい、炎症を引き起こすというもの。セックスの際の痛みは、「膣の奥のほうに突き上げるような痛み」を感じることが多いという。

 ただ下腹部痛があったとしても、しばらく横になって治まるなら、それほど心配はいらないそうだ。特に排卵の時期は痛みを感じやすい傾向にあるとか。

 痛みが長引いたり、段々と悪化したり、不随して生理痛もひどくなってきた場合には、早めに婦人科を受診した方がいいだろう。

 血行改善や貧血、ダイエットなどに効果的な料理レシピも載っているので、本書は「医者に行くほどでもないけど、不安」という不調を抱えている女性の「常備本」として最適ではないだろうか?

文=雨野裾