何をやっても長続きしない、ずぼらな人々に捧ぐ! 『自律神経どこでもリセット! も~っと ずぼらヨガ』

健康・美容

2018/7/24

『自律神経どこでもリセット! も〜っとずぼらヨガ』(崎田ミナ:著、福永伴子:監修/飛鳥新社)

 ヨガが身体に良いのは分かっているけれど…。かれこれ5年以上前、一念発起して近所のスポーツジムに通っていた私。ヨガスタジオの片隅で見よう見まねでポーズを取ってはみるものの、鏡に映った自分は想像以上に無様で心が折れそうになり挫折した苦い経験があります。

 その後しばらくは会費がもったいないから通ったものの、ありとあらゆる言い訳を並べ立て、いつしか足が遠のいてしまいました。自宅でもWii Fitを引っ張りだして、何度かヨガプログラムを試したことも。ストレッチや呼吸法のDVDだって、既に何枚も持っています。しかし、根っからのずぼらな性格が災いし、何をやっても結局長続きしませんでした。

 そんな私の目に留まったのが、『自律神経どこでもリセット! も〜っとずぼらヨガ』(崎田ミナ:著、福永伴子:監修/飛鳥新社)というコミックエッセイ。何と魅力的なタイトル。「ずぼらな私にピッタリ!」と思わず手に取りページをめくると「私にもできそう」とやる気になりました。シリーズ累計30万部超えのベストセラーというのも納得です。

 著者の体験談とともに、わかりやすいイラストでヨガの基本のポーズや、身体の内部の構造が紹介されている本書。ジムに行かなくても、DVDプレイヤーの電源を立ち上げなくても、いつでもどこでも思い立ったときに試せるから、続ける上での「やる気スイッチ」が入りやすいのが特徴です。その気軽さとは裏腹に、読み終えた時の満足度はかなり高いもの。筋肉の位置がイラストで描かれていることにより、ちゃんと頭で理解しながら、身体と向き合うことができます。

©崎田ミナ 飛鳥新社

 ベストセラーとなった前作に続く第2弾である本書、具体的には、椅子に座ったままできるポーズがさらに増えています。また、著者と旦那さんによる体験談がマンガでちょこちょこ登場。読者目線で描かれたエピソードが満載で、読んでいる端から思わず試したくなりました。さらに、「ずぼらな人の気持ちがよく分かっているな」と感心したのが、パタンと本を開きっぱなしにできるように、製本方法がグレードアップしている点です。

©崎田ミナ 飛鳥新社

 早速、この本の中から、首・肩・背中のコリに効き、頭痛予防にも効果があるという「ほかけ船のポーズ」を試してみました。

 まずは椅子に浅く腰かけ、両足の間で両手をクロス。椅子のヘリを掴んだままゆっくりと体を後ろに倒して、背中を伸ばして深呼吸。「え!? これもヨガなの?」と思わず口に出してしまいそうになるほど簡単なので、ずぼらな筆者でも、原稿を書く合間に取り入れられる。着替えるどころか、椅子から立つことすらなく、ピンポイントで効果的なストレッチが行えることに驚きました。

©崎田ミナ 飛鳥新社

 ずぼら道を極めてしまうと、ちょっとしたことでも物事を続けられない言い訳にしてしまいがち…。そんな言い訳をさせない工夫がたっぷり詰まった『も〜っと ずぼらヨガ』は、正真正銘、ずぼらな人がずぼらな人に向けて作った本です。「三日坊主大歓迎‼ 何度でもまた始めればいいんです」。そんな誘い文句に惹きつけられたそこのあなた、騙されたと思って、まずは手に取ってみてはいかがでしょう?

文=渡邊玲子