35歳から太りやすくなるのには理由があった! 体質別・年齢別ダイエットでスリムな美魔女に

暮らし

2018/8/30

『太りやすく、痩せにくくなったら読む本 医師が教えるほんとうのダイエット』(木村容子・西沢実佳/大和書房)

「お肌の曲がり角は25歳」というキャッチフレーズを耳にしたことがある方は多いかもしれないが、女性の“体形の曲がり角”が何歳なのか知っている方は少ないのではないだろうか。『太りやすく、痩せにくくなったら読む本 医師が教えるほんとうのダイエット』(木村容子・西沢実佳/大和書房)によれば、東洋医学の観点から見ると女性の体は7年周期で変化し、「35歳」で曲がり角を迎えるのだそう。

 あまり知りたくなかった事実ではあるが、女性は28歳をピークに食べ物を消化し燃やす力が下り坂へ転じ、35歳を機に、消化吸収しきれなかった飲食物が脂肪やコレステロールとなって体にたまりやすくなり、体型が崩れ始めてしまうのだという。では、誰もが太る「魔の35歳」からは、一体どんなことに気を付けていけば理想的な体型をキープしていけるのだろうか。

■あなたは大丈夫? 太りやすい体質を3タイプに分類

 数多くの女性誌では常日頃からさまざまなダイエット法が紹介され続けているが、35歳以降になったら、まずは自分がどんな体質なのかを知り、年齢にあった方法で効果的なアプローチを行っていくことが大切になる。このとき参考になるのが、本書内に記されているチェックリストだ。

▲チェックリスト作成者:木村容子

 著者によれば、太りやすい方は「食毒」「瘀血(おけつ)」「水毒」という3タイプの体質に分けられ、タイプによって食生活や注意すべきポイントが異なるのだそう。

 例えば、水の巡りが悪い「水毒体質」の方はお尻や大腿といった下半身に皮下脂肪がつきやすかったり、むくみやすい、疲れやすいといった症状を感じたりするのが特徴だ。このタイプには水分を多く摂るダイエットは向いておらず、体を温めながらタンパク質を摂取し、筋肉をつけていくことが痩せるポイントになる。

 太りやすい体を変えるためには、まず自分の特徴をよく知った上で、加齢とともに変化していく体に合わせ、生活習慣を変えていくことが確実で一番の近道になるのだ。

■35歳からのダイエットにまつわるありがちな誤解

 効果的なダイエットを行うためには、正しい知識を持つことが大切。多くの方は痩せたいと考えるとまず、毎日の食事量を減らそうとするかもしれない。しかし、35歳以降は体の老化によって脂肪よりも筋肉のほうが落ちやすい状態になるため、食事量を減らすと筋肉が痩せることで代謝が低下し、かえって痩せにくい体になってしまうこともあるそうだ。

 そして、筋肉が落ちた状態でリバウンドすると、脂肪だけが増えてしまいダイエット前よりも太ってしまうこともある。こうした事実をきちんと理解して、35歳を過ぎたら厳しい食事制限によるダイエットは止めて、野菜や肉、魚をバランスよく食べた後に炭水化物を摂取する「会席コース食べ」を心がけたい。

 また、過度なストレスを抱えることは禁物だが、適度なストレスは交感神経を刺激し、脂肪の分解を促進してくれることが判明しているという。副交感神経が交感神経よりも優位になるとリラックス感を得られるが、文字どおり「幸せ太り」のような状態に陥ってしまう可能性があるので、適度な緊張感を持ちながら、交感神経の働きも高めていくことが理想的なのだという。

 35歳からのダイエットには20代とは違ったポイントがいくつもあるので、ぜひとも本書を参考にしながら、誤解をひもといてみよう。

 35歳から45歳はまだ更年期には突入していない「プレ更年期」に当たる。更年期を迎えると、女性の心身は大きく変化していくので、その前のプレ更年期にこそ、心身を守りながら健康的なボディをキープし始める習慣が大切になる。45歳~50歳の更年期前期、50歳~の更年期後期にも、それぞれ女性の体の変化とともに、加齢太りへのアプローチ法は変わってくる。ダイエットの概念が変わる本書では、加齢太りに効く実践的なエクササイズもイラスト付きでわかりやすく紹介されているので、「守り」と「攻め」とを着実に使い分け、健康的な美魔女を目指していこう。

文=古川諭香