サラダチキンが絶品おつまみに大変身! 〇〇だけの超簡単レシピ【作ってみた】

食・料理

公開日:2018/10/2

『「サラダチキン」「鶏むね肉」の絶品おつまみ』(検見崎聡美/青春出版社)

 今や定番食材の1つとなっている「サラダチキン」。安価で高たんぱくな鶏むね肉をより手軽に食事に取り入れられるとあって、いざという時のためにと買い置きしている人も多いはず。サラダチキンはそのまま食べてもしっとり柔らかくて美味しいのだが、アレンジにも非常に向いていて、様々な味付けと相性が良い。先日、そんなサラダチキンを使って作れる料理を3行で教えてくれる『「サラダチキン」「鶏むね肉」の絶品おつまみ』(検見崎聡美/青春出版社)という本が出版された。

 本書は、「サラダチキン」と「鶏むね肉」を使って作るおつまみに特化したレシピ本。かけるだけ、混ぜるだけのものから電子レンジやトースターで作るものまで、とにかく簡単で料理初心者でも安心して作れるものだけが集めてある。筆者もサラダチキンはよく買うので、これはぜひとも試してみたいところ。そこでサラダチキンに重点を置いて、いくつか実際に作ってみた。

■「手作りサラダチキン」(P.74~P.75)

 まずは、レンジで簡単に作れる「手作りサラダチキン」。保存容器に鶏むね肉を入れ、塩と酒を揉み込み、ふたをずらした状態で3~4分加熱する。あとはふたを閉めて冷めるまで待てば完成。ふたが耐熱でない場合は、軽くラップをかけてもOK。

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 ふたを閉めて冷ますことで、レンジで作ったとは思えないほどしっとりとした仕上がり。市販品に負けない柔らかさに驚いた。安い時に買ってきた鶏むね肉で作ればより経済的にサラダチキンを活用できる。

■「オニオンスライスのせガーリックオイルがけ」(P.16~P.17)

 ここからは、サラダチキンを使ったアレンジレシピ。1つめは「オニオンスライスのせガーリックオイルがけ」。サラダチキンと玉ねぎを薄くスライスし、玉ねぎは水にさらしておく。フライパンにオリーブオイル、みじん切りにしたにんにくを入れて弱火にかけ、しらす干しと塩を加えてさっと炒める。あとはお皿にサラダチキンと玉ねぎを盛り、フライパンの中身を油ごとかければ完成。

 香ばしいにんにくとオリーブオイルの香り、しらす干しの塩気は、淡泊なサラダチキンと相性抜群。油の熱で玉ねぎがほどよくしんなりし、辛みも和らぐ。レタスや水菜を加えても美味しそうだ。

■「チキンの薬味和え」(P.30~P.31)

 2つめは、「チキンの薬味和え」。割いたサラダチキン、みそ、みりんをボウルに入れてよくなじむまで混ぜる、小口切りにして冷水にさらしたみょうが、ちぎった青じそを加えてさらにざっくり和えれば完成。

 薬味のシャキシャキとした歯ごたえとサラダチキンのしっとり感、みりんを含んだ甘辛いみその組み合わせは、つい食べ続けてしまう美味しさ。辛口の冷酒とよく合うとのこと。好みで少し砂糖を足すのもあり。

 普段から食べているサラダチキンも、こうやってアレンジを加えることで立派なおつまみになる。ほかにも「辛子じょうゆ和え」や「ラザニア風」も気になった。また、市販のサラダチキンに様々な味があるように、「みそ味」や「カレー味」「中華風」など味付きのサラダチキンを作る方法も書かれている。

『「サラダチキン」「鶏むね肉」の絶品おつまみ』が一冊あれば、オリジナル要素を加えて無限にアレンジレシピを生み出せそう。それぐらいバリエーション豊かな調理法が揃っている。これから、家飲みが楽しくなりそうだ。

調理・文=つきのんキッチン