怒りのピークは6秒で終わる 感情管理術「アンガーマネジメント」超入門

暮らし

2018/10/11

『[図解]アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング』(安藤俊介/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 アンガーマネジメントという言葉を聞いたことはありませんか? 「ささいなことでイライラしてしまう」「すぐに怒鳴ってしまい、後悔する」「ムカッとして、すぐけんかしてしまう」——これらはすべて怒りに関する悩みです。アンガーマネジメントとは、怒りの感情と上手に付き合うための“心のトレーニング”。誰にでも習得できる技術として、いま注目を集めています。

「怒り」という感情を論理的に捉え、実際に対処していくにはどうすればよいのでしょうか? その実践法を、日本におけるアンガーマネジメント第一人者である安藤俊介さんが『[図解]アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)(2018年9月26日発売)にて解説しています。

 怒りをコントロールすれば、人生のあらゆる場面で好循環が生まれるといいます。具体的には、人間関係でストレスを抱えなくなり、ささいな出来事でイライラすることがなくなります。また、応用としてスポーツや仕事で、最高のパフォーマンスを発揮することもできるでしょう。子育てをしているなら、感情まかせではない叱り方を会得することで、子どもにとっても親にとっても良い関係が育まれるはず。

 本書のポイントは、なんといっても初めての方でもアンガーマネジメントをスッキリ理解できるということです。また、どれだけ理解していても、とっさに実践できなければ意味がありません。本書では、理解と実践をスムーズにつなぐさまざまな工夫がちりばめられています。たとえば、誰でもやりがちな“失敗あるある”をわかりやすくマンガ化。その中でも重要なポイントをビジュアルに整理。章の最初と最後には、要点を確認できるチェックリストが付いています。

 実はアンガーマネジメントの歴史は古く、1970年代にアメリカで生まれ、現在ではビジネスパーソンや主婦、スポーツ選手まで広く浸透しています。日本では、2012年に、アンガーマネジメント協会が設立。2017年には1年間で225万人が受講するなど注目が高まっています。

 著者はアメリカでアンガーマネジメントを学び、日本に導入した第一人者。本書は、これまでの20冊を超える著書を集大成した“ベスト盤”です。初めて学ぶ方の1冊目に、また、これまでアンガーマネジメントを学んだ人は振り返りに役立つでしょう。2019年春にはアンガーマネジメント協会公認ファシリテーター養成講座の課題図書に選定される予定で、まさに“業界お墨付き”の1冊です。

 とっさの怒りを切り抜け、ムダに怒らないからこそ、強い主張に説得力が宿るもの。今日からぜひアンガーマネジメントを実践し、あらゆる人間関係にお役立てください。

文=野呂圭