頑固な便秘がたった3週間で改善! ぽっこりお腹がスッキリする“驚きの腸活”

健康・美容

更新日:2020/5/8

■空き時間にできる便秘解消ストレッチ

 便秘を解消していくには隙間時間にストレッチを行って、外側からも腸を動かしていこう。松本さんが実践した腸刺激ストレッチは、年齢問わず行えるほど簡単である。

 たとえば、腰に刺激を与えられる「腰まわし」は左手を肋骨の下に、右手を腰骨の上に置き、ギュっと掴むのがポイント。

 オフィスなどで腰が回せないときは左手と右手を入れ替えながら、肋骨の下と腰骨の上を揉むだけでも効果がある。

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 また、便座を賢く活用してトイレでストレッチを行うのもおすすめ。大きな動きで腸に大胆なアプローチができる「お尻スライド」は蠕動運動を促してくれる。

 便秘で悩んでいる方は蠕動運動が弱くなっているため、刺激を与えることが重要となる。内側と外側の両方から良い刺激を得られたら、長年の悩みも徐々に解消されていくに違いない。

■快腸になると性格も前向きに!

便秘が治ってからというもの、外に出るのが楽しくてしかたありません。これまでとは見えている世界が違うかのように、面白いことが目に飛び込んできます。

 そう話す松本さんは快腸になり、心も健康になったようだが、実はこうした変化は珍しくないのだそう。本書の監修を務めた小林氏はこれまでに、便秘が解消されていくにつれ、表情が明るくなり、話す言葉もハキハキし、目線も合うようになってきた人を数多く見てきたという。

 腸の動きが良くなると便秘が解消されるだけでなく、肌トラブルや花粉症などのアレルギー体質までもが改善されやすくなる。その結果、自分に自信が持てるようになり、心にも余裕が生まれて心身を健やかに保てるようになるのだ。

 また、腸内細菌の働きが悪くなると気分がふさぎ込んだり、うつのような症状がみられたりするという説もあるため、腸をキレイにすることは心の健康維持にも繋がっているといえる。

 巷に溢れている便秘改善法は、強いストレスを与えてしまうこともある。だが、松本さんが実践した腸活は自分のペースで無理なく便秘を改善していくことができるため、腸を守りながら体質改善も期待していける。

「便が3日以上でないことがある」「下痢になりやすい」「便やオナラが臭い」という悩みに心当たりがある方は、短期間で効果を感じられる腸活で体質改善をしてみてほしい。

文=古川諭香