スマートフォンのメモ機能で人生を変えろ! 手軽な可視化があなたの創造力に繋がる

ビジネス

2019/1/21

『スマホメモ 仕事と人生の質を上げるすごいメモ術』(須藤 亮/CCCメディアハウス)

 AIが登場し、すでにその能力が人間の能力を超える点(シンギュラリティ)を迎えるという予測までなされている昨今、わたしたちがAIに負けることなくできることといえば新たなものを創造することだと言われている。

 それでは、わたしたちが新しくものを創造するためには日常的に何をしていればよいのだろうか。その答えを『スマホメモ 仕事と人生の質を上げるすごいメモ術』(須藤 亮/CCCメディアハウス)が教えてくれている。

 本書が力説するのは、大まかに言って3つだ。人間として豊かになるためにはインプットよりもアウトプットのほうが大切であること。そのインプットとアウトプットの仲介役としてスマートフォンのメモ機能が大活躍してくれること。「スマホメモ」で自分の価値を高め、自分の生活ひいては人生を変えられること。

 本稿ではこれらの事柄についてかいつまんでみなさんに紹介していこうと思う。

■思考メモをスマホで

「メモには2種類ある」と著者は述べる。ひとつは、自分の外側で生じた現象をありのままに書き留めるファクトメモ。そしてもうひとつは、情報を取捨選択して何らかの価値づけをおこなう思考メモである。

 本書で紹介されている「スマホメモ」は後者の思考メモをスマートフォンのメモ機能を使っておこなおうというものだ。スマホメモのつけ方については、実際に本書を手に取って学んでみてほしいので、ここではスマホメモがわたしたちに何をもたらすかについてみていこう。

 思考メモの効用は、これまで断片的に思考していた事柄が次から次へと連関していき、新たなものごとの創造への足掛かりとなることだという。これはもちろん紙のメモでも可能だが、アイディアが浮かんだときにすぐ書き付けるには、紙とペンよりもスマートフォンの方が手軽だろう。

■スマホメモが自分を変える

 スマホメモとして書き溜めたものは、自分でも気づかぬ間に関連性を帯びてくる。というよりも、スマホメモを通じて、はじめは結びつきがないように思われていた事柄にも関連性を見出せてくるのだ。

 そうすると、これまで断片的で一見すると価値のなかった思考が、仕事での言動に生かされていくという。

 それだけでなく、断片的な思考が積み重なるにつれて、自分の考え方のパターンが可視化できるようになり、自分がいったい何者であるかを知ることができるようにもなる。つまり、自分とは何かということを自発的に考えずとも、おのずとより深い部分で自分が見えてくるようになるのである。

 仕事がうまく進み、自分で自分のことをよく理解できている状態。これを維持できれば、自信に満ち溢れ、幸せいっぱいの生活を送る自分の姿が見えてくるのではないだろうか。

 ここまでで、スマホメモとは何か、スマホメモがわたしたちに何をもたらしてくれるのかの2点についてお分かりいただけたと思う。最終的にトライしてみるか否かは読者のみなさんにかかっているが、わたしはみなさんに「やってみる」を選んで、本書を手に取ってもらいたいと思っている。みなさん自身の手で、みなさんのスマホで、みなさんの人生を変えてみてはいかがだろうか。

文=ムラカミ ハヤト