5分で片づく家になる! 「片づける力」が身につく3つの方法【やってみた】

暮らし

公開日:2019/3/7

『片づける力をつける』(橋本裕子/ダイヤモンド社)

「自分には片づけ能力がない…」と思っても、片づけないうちにどんどん物は増えていき、余計にごちゃごちゃ、イライラ…という負のサイクルに陥っている人も多いはず。大掃除して一時的にキレイになってもすぐに元の状態に戻ってしまいます。

 そうならないためにも、『片づける力をつける』(橋本裕子/ダイヤモンド社)で一生使える“片づけ力”をつけてみませんか? ここでは、“片づける力”をつけるための具体的な事例がたくさん紹介されています。これらを少しずつ実践していくだけで、自然と片づける力が身につくそう! そこで、本書の中からキッチンで役立つ方法を実際に試してみました。

1、調味料は片手で持てる「小さいサイズ」に(P.54)

 スーパーで調味料を買うとき、ついつい割安な大きいサイズのものを買ってしまっていませんか? でも家に持ち帰ると、大きいためストックする場所がなかったり、使いきれずに泣く泣く処分しなければいけなかったり…なんてことも。

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 そんなストレスを抱えるくらいなら、割高であっても小さいサイズを選ぶようにしましょう。実際に小さいサイズにしてみると、収納するためのスペースが2分の1ほどですむのでスムーズに取り出せ、ゆとりができたスペースに違うものを収納することもでき、効率的に空間を活用することができました。

 何より、きちんと最後まで使い切ることができるので、気持ちよく使えますよね。

2、レジ袋は固い小さなケースで収納(P.74)

 買い物をすると増えるもの、それはレジ袋。最近ではエコバッグや有料レジ袋制度を採り入れるお店も増えてきていますが、コンビニなどではまだまだもらえますよね。このレジ袋ってうまく収納しないと、気が付いたら袋であふれかえっていませんか? そうならないためには、「固い小さなケース」に決まった枚数を収納するようにします。

 我が家はいつも袋の中に適当にレジ袋を放り込んでいるのですが、そうすると柔らかいレジ袋はぶわっと広がり、かさばって仕方なかったのですが、今回家にあったお菓子の小さい缶に入れることで広がりを防ぐことができました。

 また、収納する枚数を「8枚」と決めたことで、袋であふれかえることもなく、足りなくなったらまたもらうというように、管理がしやすくなりました。家の中の片づけとしてはとっても些細なことですが、今まで感じたストレスがなくなっただけで、不思議とかなり片づいた気分になれました。

3、ラベルは基本、日本語で(P.106)

 調味料などを別の容器に入れ替えてラベルを貼って保管している家庭も多いと思いますが、その時に見栄えを気にして「英語」で調味料名を表記していたりしませんか? 確かに英語の方がおしゃれかもしれませんが、日本語で書くことによって中身がわかりやすいだけでなく、何を入れているのかを“家族”にも説明しやすいというメリットがあります。

 我が家でも今まで砂糖はSugar、塩はSaltというように表記していたのですが、料理中子供に「ちょっと砂糖を取って」と言っても、どっちが砂糖? と聞かれ、結局自分でやるしかないということがしばしばありました。家族みんなで使うということを考えると、ここは見栄えではなく使いやすさで管理し、みんながハッピーになれることを優先するのが正解だなと納得。なにげに、調理している自分も日本語表記の方がすぐにぱっと手に取れた気がします。

 上記で紹介した3つのこと以外にも、服を収納ケースにしまう際は立ててしまう、お風呂のアイテムはできるだけ掛けるようにするなど、家の中で気になる場所の片づけ方がいろいろ細かく紹介されています。今日はこれを、明日はあれをと、その時の気分や状況に合わせて取り組みやすくなっているので便利です。

“片づける力”が身につけば、どんな環境でも対応可能に

 今回3つの片づけ方法を実践しましたが、常に家の中の状況が同じとは限りません。例えば家族が増えたり、家具が変わって収納スペースが減ったりと、予期せぬ変化がこれからたくさん起こってくると思います。

 そこで、本書では前提として「生活は日々変化しているので、生活変化に合わせて収納方法も変えることがいつでも心地よく過ごせるための秘訣」と紹介しています。

 変化に対応するためには、やはり普段からの“片づける力”を身につけておくことが、非常に重要になってきます。逆に言えば、片づける力さえあれば、どんな環境であっても簡単に片づけることができるはずです。少しずつでも片づける力を身につけて、家がいつでも片づいた、気持ちが落ち着く場所になるようにしていきませんか?

文=JUNKO