運命はすべて自分次第! 理想の愛が手に入る「原因と結果の法則」とは?

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2019/7/16

『超訳 原因と結果の法則 あなたの望む愛が叶う』(上之二郎/ロングセラーズ)

「因果応報」という言葉を聞いたことがある人は多いだろう。この言葉は元々仏教用語で、行為の善悪に応じてその報いを受けることを意味している。良い行いをすれば良い報いを受け、反対に悪い行いをすれば悪い報いを受けるという考え方だ。本書『超訳 原因と結果の法則 あなたの望む愛が叶う』(上之二郎/ロングセラーズ)は、イギリスの哲学者ジェームス・アレン氏のベストセラー『AS A MAN THINKETH(心が考える通りに)』の中から、愛の法則について説いている知恵をまとめたものだ。100年以上も前に出版された原書は、現代でもバイブルのように読み継がれている。

 冒頭に書かれている著者の言葉にいきなりドキッとさせられる。

愛されない人の心のなかには愛されない原因があり、愛される人の心のなかには愛される法則が働いています。
もし、あなたが愛されないと悲嘆にくれているとしたら、それはあなた自身に愛されない原因があるからです。決して、相手のせいでも、あなたを取り巻く状況のせいでもありません。

 人は何かうまくいかないことがあると、何かにつけ人や環境のせいにしたりすることが多い。しかし、本書ではその考え方が人生を空回りさせていると警鐘を鳴らしている。

 原因と結果の法則をわかりやすく示しているのが以下の箇所だろう。

雑草のタネからは雑草が育ち、バラのタネからはバラの花が咲く。

 これは誰もが知っている自然の法則だが、実は私たちの人生にも当てはまるという。自然界には「原因があるから結果がある」という法則があり、すべての行動は心の中に抱いた考えや思いという原因から生まれた結果なのだと。人間関係も然りで、不安な気持ちや疑いからは争いや怒りが生まれるが、純粋でまっすぐな気持ちをもって相手に接すれば、素直でウソのない関係がつくれるという。あまりにもシンプルすぎる法則に、「ただそれだけ?」と首を傾げたくなるだろう。

 いま愛する人と出会えていない人は、その相手を引き寄せるための学びの場にいるそうだ。過去に辛い恋愛体験をしてそれを克服した人には次のステージが待っているが、同じような恋愛を繰り返す人にはまた似たような試練が待ち受けていると考えられる。「いつも似たようなダメンズばかりに出会う」と嘆いている人は、自分が何も変わっていないからだ、と。ダメンズを引き寄せてしまうのは、自分の考え方にどこか不自然なところがあるから、「どうせ私なんか」と自分を卑下しているからなど、さまざまな理由が考えられるが、いずれにしても自分でその悪循環を断ち切ろうとしないことに問題があると著者はいう。

 もし、いま幸せに過ごせていないのならば、まずは自分を変えることが大切だ。

自分の心(思い)を変えれば、人格も環境も変わり、人生も変わります。

 良い考えを心に宿すと、自然と良いことばかりが起きるという。人は、自分の心と釣り合った相手を引き寄せるようになっているので、優しい彼氏が欲しいと思ったら、自分も人に対して普段から優しくしていないと出会いは訪れないのだ。本書を読んでハッとさせられる点がいくつもあり、私自身自分のあり方を深く反省するばかりだ。ないものねだりで高望みばかりしているが、いざ自分を振り返るとその希望に値する人格ではないということに気づいた次第…。しかし裏を返せば、自分次第で望み通りの愛を手に入れることができるということは大きな希望となる。

 本書で示唆している「愛」とは、男女間の愛はもちろん、家族、友人、会社の同僚など、あらゆる人間関係に適用できるものだ。ひとりよがりにならず、接する相手のことを思って言葉を発し行動することで、あなたの周りには魅力的な人たちが自然と集まってくるだろう。

文=トキタリコ