能力の高さが給料の高さにつながらないワケ。理由が分かれば経済的・時間的に自由になれる!

ビジネス

2019/9/20

『なぜ、あの人は「お金」にも「時間」にも余裕があるのか?』(岡崎かつひろ/きずな出版)

「貧乏暇なし」とはよく言ったものだ。必死に毎日働いても、お金と時間に余裕のある暮らしなんて夢のまた夢。結局、自由な時間と遊んで暮らせるほどのお金を得られるのは、ごく一部の成功者だけ…と考えてしまいがち。でも、本当にそのとおりなのか、真剣に考えたことがある人は、あまりいないかもしれない。

 時間もお金も手に入れたいと願っている人にこそ読んでもらいたいのが、『なぜ、あの人は「お金」にも「時間」にも余裕があるのか?』(岡崎かつひろ/きずな出版)だ。本書のテーマは「お金にも時間にも余裕のある生き方」であり、お金と働き方について学ぶことで、誰でも経済的・時間的に自由になれるという。

 大事なのは、従業員として働いて給料をもらう、という固定観念に縛られないこと。なぜなら、お金にも時間にも余裕のある“経済的自由人”たちは、不労所得と呼ばれる「仕組みから得られる収入」を中心とした仕事の仕方をしているからだという。

 とはいえ、「そんなことを言われても、急に働き方を変えるなんて無理」と感じてしまう人は多いだろう。そこで本稿では、そんな方々の背中を押せるようなヒントをいくつか紹介したい。

■「能力の高さ=収入の高さ」ではない

 一生懸命働いて能力を身につければ、あるいは、大手企業に勤め続けていれば、収入が増えて幸せなライフスタイルが手に入る…と漠然と考えている人もいるかもしれない。しかし実際には、能力と収入は比例していないという。

 では収入の差を生むのは何かといえば、「働き方の違い」だ。会社員もアルバイトも、収入を多く得ようとすれば長時間働かなければならず、自由な時間はなかなか得られない。だから、経済的にも時間的にも自由になるためには、「真面目に働いて給料をもらう」という働き方から卒業することが必要なのだ。

■オフィスにいて働くだけが仕事ではない

 サラリーマンとしてコツコツ働くことは、もちろん悪いことではない。とはいえ、経済的・時間的に“自由”になるには不向きな働き方といえるだろう。一方、不労所得による収入をメインに生活している経済的自由人たちの場合、たとえば旅行を楽しみつつ、仕事も普段通りこなすことができるそうだ。

 自分自身にとってどちらの働き方がより幸せと思えるか…今の身のまわりの諸事情は一旦度外視して、自分の可能性ややりたいことを信じて、今一度よく考えてみてはいかがだろうか。

■会社員が持つ3つの最強メリット

 こうやってお金と働き方について考え直していくと、会社員は損ばかりだと考えてしまいがちだが、実は会社員ならではのメリットもちゃんとある。早く自由になりたいからと焦って会社員を辞めてしまう前に、会社員でいることの利点をきちんと理解しておきたい。

1.社会的信用がある
 クレジットカードをつくるときや、車・住宅のローンなどの審査は、安定した収入がある会社員だと通りやすい。起業して3年目あたりまでは、これらの審査が通らないことが多いので注意したい。

2.リスクなしで経験を積むことができる
 会社員の場合、大きな失敗をしてしまっても、その責任は会社が取ってくれる。仮にその結果クビになってしまったとしても、転職して新しいチャレンジをすることができれば自分のキャリアとして蓄積されていくはずだ。

3.ダブルワークしやすい
 会社の仕事に支障を出さないことや勤め先の規定に沿うことが前提だが、仕事の後や休日などの空いた時間を、自分の事業を立ち上げるために使える。会社からの収入がある分、最低限の生活が保障されているのもポイント。

 この他、働かなくても収入を得られる仕組みを作るための具体的な方法については、ぜひ本書を手に取って確認してみてほしい。人生は「今」の積み重ね。今日から少しずつでも行動すること、あるいは今日から考え方を変えることで、人生はきっと変わっていくはずだ。

文=上原純