これから始まる人類史を守る壮大な戦い…期待感を大いに煽られる!「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」第1話

アニメ

更新日:2019/10/13

『Fate/Grand Order -mortalis:stella-』1巻(漫画:白峰、原作:TYPE-MOON/一迅社)

 神話上の英雄などが英霊(サーヴァント)として戦いを繰り広げる「Fate」シリーズの1作品にして、累計1,700万以上のDL数を誇る大人気スマホゲーム「Fate/Grand Order」。同作が待望のテレビアニメ化を果たし、大きな反響を巻き起こしている。

 作品の舞台となるのは、人類が2017年で絶滅することが証明されてしまった世界。人理継続保障機関・カルデアに所属する主人公の藤丸立香はデミ・サーヴァントのマシュ・キリエライトとともに、突如現れた人類絶滅の原因“特異点”に訪れていく。

 ゲーム本編では大航海時代の大海原や18世紀のアメリカ大陸など、章ごとに異なる時代や地域の冒険が描かれてきたが、今回のテレビアニメ化で選ばれたのはその中でも人気が高い第7章。神や怪物が日常的に存在した古代メソポタミアを舞台に、“英雄王”ギルガメッシュや伝説の魔術師・マーリンといった人気キャラクターたちが登場するエピソードだ。

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 2019年10月5日(土)に放送された第1話では、6つの時代を旅してきた立香たちが最後の特異点を修復するため過去への時間旅行“レイシフト”を行う。しかし彼らが到着したウルクの土地は三柱の女神によって蹂躙され、滅亡の危機に追い込まれていた―。

 「Fate」シリーズの魅力は一言では語り尽くせないが、その1つにサーヴァントたちが放つ強力な切り札“宝具”があることは間違いない。第1話でもレイシフトによって空中に放り出された立香を救うため、マシュが自身の宝具である「いまは遙か理想の城(ロード・キャメロット)」を発動。巨大で堅牢な城が荒野のなかに浮かび上がる様子には、これから始まる冒険への期待感を大いに煽られた。

 また同作はこれまでの「Fate」シリーズとは違って、主人公が1人ではなく数多くのサーヴァントと絆を深めていくのが大きな特徴だ。アニメ版ではその点も抜かりなく、カルデアで働く“万能の才人”レオナルド・ダ・ヴィンチとの絡みや、英雄・エルキドゥを名乗る人物との出会いなどが描かれている。

 とくに第1話の見どころとなっていたのは、魔獣に襲われる立香たちをミステリアスな少女が救うシーン。少女が空を飛び回りながら魔獣を光の線で打ち抜き、蹴飛ばす様がド迫力の作画によって表現されている。このシーンは多くの視聴者に衝撃を与えたようで、ネット上では「劇場アニメみたいなクオリティでびっくり」「アクションシーンが凄すぎて、どうやって作ってるのか全く分からない」「画面に見惚れてたらあっという間に終わってしまった…」といった声が相次いでいた。

 原作ファンはもちろん、初見でも楽しめること間違いなしの話題作。人類の命運をかけた英雄たちの活躍を見逃すな!

■アニメ「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」
原作:奈須きのこ/TYPE-MOON
リードキャラクターデザイナー:武内崇
監督:赤井俊文
出演:島﨑信長、高橋李依、川澄綾子、鈴村健一、坂本真綾、櫻井孝宏ほか
公式サイト:https://anime.fate-go.jp/ep7-tv/