子どもの突然の嘔吐や発熱、さらには災害の備えまで! 子どもの健康に関する「今すぐ知りたい」情報が、これ1冊でまるわかり!

出産・子育て

2019/11/12

『マンガでわかる! 子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』(佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクトチーム/KADOKAWA)

 子育て中のママ&パパをはじめ、子どもに携わる多くの人たちが心を砕いている子どもの健康管理。中でも頭を悩ませるのが、子どもの具合が悪くなったとき、どんな対処をすればよいか、病院に行ったほうがよいか、ということではないだろうか。

 そんな“今すぐ知りたい!”子どもの医療情報を、TwitterなどのSNSや無料アプリなどでリアルタイムで発信、注目を集めている長野県佐久市の佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクト。

 地域の枠を超えて広がり続けるフォロワーからの“情報を一冊にまとめたものを手元に置いておきたい”という要望から誕生したのが『マンガでわかる! 子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』(佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクトチーム/KADOKAWA)だ。

 1章の「おうちケア」、2章の「ケガ」では、突然起こる子どもの体調不良を症状別に紹介。どんな状態が緊急なのか、病院に行かなくても大丈夫か、重要なポイントが時系列でわかりやすく説明されている。

 さらに2章の「ケガ」では予防のポイントまでフォローされている点も見逃せない。乳幼児にありがちな誤飲や水の事故(「子どもは静かに溺れる」という説明にはドキッとする人も多いだろう)なども、親や周囲のおとなの普段からの心がけひとつで防げることに気づかせてくれる。

 類書との大きな違いのひとつは、親目線のエピソードや医師の本音などが描かれたマンガが随所に盛り込まれ、手軽に読みやすい点。

 こんなこと病院で聞いてもいいの?というモヤモヤまで解決してくれるのは、親にとってもうれしいところ。

 3章の「病気」では、子どもが特になりやすい病気、気をつけておきたい病気を紹介。小児特有の病気20近くを網羅し、かかりやすい時期や年齢、感染症の場合は潜伏期間と改善までの期間が示されている。

 これからの時期に多いRSウイルス感染症やインフルエンザ、ロタウイルス性胃腸炎など、いざ直面したときにも、きっと落ち着いて対処できることだろう。

 そして、何より注目したい点が4章の「防災」だ。

 年々増加する大雨や台風などの災害は、もはや他人事ではない。小さな子どもを抱えて、避難することになったら…。

 どんな状況下でも、子どもの体と心の健康を守るために親ができること、すべきことを丁寧に紹介。事前に準備しておきたいもの・ことはもちろん、赤ちゃんとの避難生活での“おむつ”や“授乳”問題にもきめ細かくアドバイスしている。

 しかも、その対象は健常児のみにととまらず、アレルギー疾患や発達障がいがある子ども、医療的ケアが必要な子どもまでフォローされているのだから、まさに“すべての子どもと親に寄り添う”ホームドクター本といえるだろう。

 ほかにも、「予防接種」や「子育てQ&A」など、子育て中に直面する“どうしよう”をまるごと解決! 新米ママ&パパはもちろん、子どもに携わる人にはぜひ身近に常備しておいてほしい一冊だ。

文=岸田直子

<著者プロフィール>
長野県佐久医師会・佐久市による、子どもの病気、ホームケア、地域の子育て支援情報などを発信するプロジェクトチーム。SNS発信により「医師による確実な情報」を、リアルタイムで全国に発信している。小児科医(医療者)と保護者(パパママ)の相互理解、相互負担軽減を目指す。
公式サイト:https://oshiete-dr.net
Twitter/Instagram/Facebook:@oshietedoctor