インフルエンザ対策にも! 切って焼くだけの「焼きネギ健康法」。肥満も病気も防ぐ驚異の健康パワーとは

暮らし

2020/1/21

『病気にならない焼きネギ健康法』(平柳要/サンマーク出版)

 食卓でおなじみの長ネギ。おみそ汁やお鍋の具材として使ったり、粗く刻んで香味ソースにしたりなど、私たちの食生活に欠かせない野菜ですよね。

 長ネギがおいしい料理といえば、焼き鳥の「ねぎま」もそう! 食欲をそそる香ばしい焼き目とトロッとした食感、そして甘さのある長ネギは、塩、たれ問わず鶏肉と相性抜群です。

 そんな身近でおいしい長ネギに秘められた健康パワーをひもといたのが『病気にならない焼きネギ健康法』(平柳要/サンマーク出版)。著者は食材にまつわる健康本の著作を複数もつ医学博士です。

じつはすごい! 「焼きネギ」の健康パワー

 私たちが普段口にする長ネギ(白ネギ・根深ネギともいう)。本書によると、肥満、血圧、血糖値、中性脂肪やコレステロール、ドロドロ血液、胃腸トラブル、肝機能低下、風邪やインフルエンザ、冷え性、慢性疲労など、さまざまな病気や不調に効く健康成分が含まれているといいます。

 しかし長ネギは調理方法によって、その成分がころころと変わる特徴があるのだそう…。長ネギの健康効果を余すことなく引き出す食べ方が、ずばり「焼きネギ」なのです!

「焼きネギ健康法」とは言葉のとおり1日1~2回、焼きネギを毎日食べるメソッドのこと。必要な食材は長ネギと油のふたつ、作り方は切って、焼くだけという継続しやすい健康法です。焼きネギは数カ月にわたって健康成分が持続することが明らかになっており、作り置きしておいてもOK。

 本書では長ネギの成分や特徴をはじめ、極限まで健康パワーを引き出す切り方・焼き方などの調理法、焼きネギをおいしくするソースの作り方、ちょい足しレシピなどが紹介されています。

 さっそく筆者が焼きネギと、本書に掲載されている「ユズみそソース」を作って食べてみると、居酒屋でも頼みたくなる1品でした。こんなにおいしくて、健康にもいいなら試さないほうがもったいないかも!

焼きネギとマイタケのみぞれ和え(pp.98~99)

 さらに焼きネギをおいしくいただくちょい足しレシピも作ってみました。

「焼きネギとマイタケのみぞれ和え」は、血糖値をコントロールする働きのある焼きネギと、食後に血糖値が急上昇するのを防ぐマイタケを使った「血糖値を下げるうまみレシピ」。

 作り方は、フライパンでマイタケ、エノキを炒め、焼きネギを加えてさっと炒めます。ボウルに炒めた食材と大根おろし、しょうゆ、酢を入れて、和えれば完成。お好みでカイワレをのせます。

 使った調味料がしょうゆ、酢だけとは思えない、長ネギの甘さが際立つ1品です。さっぱりとしていて、副菜にぴったり。どんなにおいしい長ネギでも「ばっかり食べ」では途中で飽きてしまいそうですが、本書のちょい足しレシピを活用すれば、毎日おいしく続けられそうです。

ネギとザーサイのピリ辛ナムル(p.121)

 ちょい足しレシピのほか、本書には「ネギの節をおいしく食べるレシピ」が紹介されています。ネギの節とは長ネギの白い部分と青い部分の境目あたりのことで、黄色っぽくやわらかい部分を指します。

 捨てがちなネギの節や青い部分には、血圧や血糖値を下げ、さらに抗インフルエンザウイルス作用があることが認められているそう。長ネギは「丸ごと食べる」が正解なのです!

 そんな長ネギの節を使った「ネギとザーサイのピリ辛ナムル」は、細切りにしたネギの節をフライパンでごま油を熱して炒め、ザーサイ、すりおろしにんにく、豆板醤などの調味料を和えて炒め合わせて出来上がり。

 箸休めにも、酒のアテにもぴったりで、健康法といわずとも毎日食べたくなる1品です。ネギの青い部分特有のヌルッとした食感が、食事のいいアクセントにもなってくれそう。

 長ネギはさまざまな健康パワーを秘めた“最強食材”。しかし調理方法によっては健康パワーを引き出せず、「もったいない食べ方」をしているかもしれません。

「切って焼くだけ」というシンプルな調理で、健康成分を余すことなく引き出せる焼きネギ健康法。本書でその極意を学び、さっそく日々の食生活に取り入れてみては?

文・調理=ひがしあや