ねこ8匹と暮らすドタバタな日常。韓国で話題の猫コミックエッセイ、ついに邦訳!

マンガ

公開日:2020/4/11

『ねこ8匹分の幸せと暮らしています。』(トンイ:著、韓興鉄:訳/KADOKAWA)

 いま日本で韓国本ブームが巻き起こっている。

『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)
『私は私のままで生きることにした』(ワニブックス)
『あやうく一生懸命生きるところだった』(ダイヤモンド社)
『死にたいけどトッポッキは食べたい』(光文社)
など、近年数多くの韓国本が刊行され、どれも大きな反響を呼んでいる。

 こうしたブームの最中、韓国でベストセラーとなった猫コミックエッセイ『ねこ8匹分の幸せと暮らしています。』(トンイ:著、韓興鉄:訳/KADOKAWA)が邦訳され、注目を集めている。

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【あらすじ】
閑静な田舎暮らしを楽しもうとした家族の前に、野良ねこのミミが現れ、居候を始める。1カ月後には7匹のねこが産まれ、突然8匹のねこと暮らすことに――。

 本編では、ねこ8匹と暮らし始めた著者と家族のドタバタな日常や、ねこたちが人間と共生しながら少しずつ大人になっていく姿がノスタルジックなタッチで描かれていく。

 出会った当初はなかなか人間に懐かないねこたち。しかし著者や家族とともに季節を乗り越え、徐々に人間に心を開いていく。こうした自然の中で生きるねこたちと著者のつかずはなれずの距離感によって、ねこの野生じみた一面や可愛らしい一面がよく伝わってくるのが本作品の大きな魅力。

 また、本編とは別のボーナストラックでは約30Pにわたる長編フィクション作品も収録。ねこの視点で描かれる、「ねことおばあちゃんの絆の物語」は、自然の中で生き抜いていくねこの姿をより力強く描いた作品となっている。

※続きは本でお読みください

 全編オールカラー320Pで読みごたえ十分。日本の猫コミックエッセイとは一味違う魅力をぜひ楽しんでいただきたい。

【著者プロフィール】
トンイ
韓国のイラストレーター&漫画家。2015年より田舎暮らし中。
SNSに不定期にアップデートしてきた 『ネコ8匹と暮らした』が話題になり、単行本化してデビュー。

【訳者プロフィール】
韓 興鉄
翻訳家。小学生向け学習漫画から社会科学系の本まで幅広く翻訳を担当。