美容の悩みは吹っ飛ぶ?! 痩せたいと願う女性にお勧めのエッセイ集

小説・エッセイ

2012/9/27

すべての女は痩せすぎである

ハード : PC/iPhone/iPad 発売元 : 集英社
ジャンル:小説・エッセイ 購入元:電子文庫パブリ
著者名:姫野カオルコ 価格:432円

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体重計の値に一喜一憂し、太ってもいないのに、痩せたいと願ってしまうのが女性というもの。「もっと食べたい」、でも「太りたくない」と常日頃考え、ダイエット特集が掲載された雑誌をついつい手にとってしまうのは、高校生のころから全く変わらないというアラフォー女子の私がダウンロードしてみましたのが、『すべての女は痩せすぎである』という1冊です。

本書は、「痩せる必要のない人まで痩せようとしているのはなぜ?」、「痩せていると美人なんだろうか?」、「良い見かけってどういうの?」と、美に関することを中心に、姫野カオルコさんがざっくばらんにさまざまな思いをつづったエッセイ集です。絶対的な美人なんていうのは存在しない、痩せていることが必ずしも美しさにつながらないといった、本当は誰でも分かっているはずなんだけれども、ついつい「実際はどうなんだろう?」と考えてしまうようなことが、姫野さんの経験と知識をもとに考察され、楽しく語られます。

「美人は肌がきれいか?」、「食欲女王」、「セックスできれいになる、はもう古い」、「わざとらしい女」と、目次を見ると、そそられるタイトルがずらりと並んでいます。通常、エッセイ集も最初から順番に読んでいくのが好きな私ですが、今回は、ついつい、気になるタイトルのエッセイを先に読んでしまいました。

高校生の頃、田舎に住んでいた著者が、ダイエットすべく、1万円近くする事典なみに分厚いダイエット本を購入してしまった話に笑い、筋肉と脂肪の関係についてのユニークなたとえに、なるほどなぁと納得したり。気楽に楽しく読め、かつ、美というものは、あいまいなものなのだと思わせてくれる1冊。

これを読めば、美容に関する些細な悩みなんて、取るに足らないものだと思えてしまうはず。ついつい吹き出してしまうエッセイも多いので、ダイエットに関する本だと思って読み出すと、いい意味で裏切られてしまいますよ。


美容に関係ない話も収められているエッセイ集。第4章はマザコンに関するお話です。あの懐かしい「冬彦さん」も登場しますよ

まずは、京都美人のお話から。「美人を下につけてもらえるのは、たいてい京都と秋田と博多である」とあります。東京出身の私はちょっと残念な気持ちに