芥川賞作家・金原ひとみの新境地! 「死にたいキャバ嬢×推したい腐女子」を描く『ミーツ・ザ・ワールド』をマンガで紹介

文芸・カルチャー

PR更新日:2022/2/14

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ミーツ・ザ・ワールド
『ミーツ・ザ・ワールド』(金原ひとみ/集英社)

 2022年1月5日に発売された金原ひとみ氏の小説『ミーツ・ザ・ワールド』(集英社)。芥川賞作家の最新作ということで、読書家を中心に大きな話題となっているようだ。

 芥川賞受賞作『蛇にピアス』(集英社)をはじめ、『アッシュベイビー』(集英社)、『アンソーシャル ディスタンス』(新潮社)など数々の注目作を手掛けてきた金原氏。そんな彼女が今回、一風変わったテーマにスポットを当てた作品を生み出した。

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 同作の主人公は、焼肉の部位をイケメンに擬人化したマンガに情熱とお金を注ぎ込む腐女子の由嘉里。人生2度目の合コン帰り、酔い潰れていた彼女は夜の新宿歌舞伎町で美しいキャバ嬢・ライと出会った。「私はこの世界から消えなきゃいけない」と語るライ。彼女と一緒に暮らすことになり、由嘉里の世界の新たな扉が開く――。

 冒頭で由嘉里は、ライに向かって「あなたみたいになりたかった」と漏らす。孤独を感じていた彼女は、ライとの出会いでどんな世界を知ることになるのだろうか…。「死にたいキャバ嬢と推したい腐女子」と帯にある同作に、早くもファンからさまざまな反響が上がっている模様。

 ネット上には、「人間の感情の粒度が極めて細かくて、どの人物の言葉にも行動にも葛藤にも混乱にも、強いリアリティを感じる」「ユーモアあってすごく読みやすくて、でも軽くないっていうか。読後感もよかったし素晴らしかった」「由嘉里が出会ったライやその周りの人達はまさしく『ミーツ・ザ・ワールド』というべき濃い人達。色々な人達がいること、色々な考えや価値観を持っていること、を知ることができて世界と出会ったと思う」「金原先生らしくないキャラが主人公だなと思ったけど、中身はしっかり金原ワールドの魅力が詰まってる」などと絶賛する声が続出している。

 また2月1日には、『結婚したいモンスターになった私の話』(講談社)、『自分の顔が嫌すぎて、整形に行った話』(KADOKAWA)で知られるマンガ家・愛内あいる氏が、自身のTwitterに『ミーツ・ザ・ワールド』の紹介マンガを投稿。可愛らしいイラストで、同作の魅力を情熱たっぷりに解説している。

ミーツ・ザ・ワールド

ミーツ・ザ・ワールド

ミーツ・ザ・ワールド

ミーツ・ザ・ワールド

 紹介マンガに目を通しておけば、『ミーツ・ザ・ワールド』の世界観が掴めるはず。もしかすると愛内氏のように、由嘉里の生き方に共感できるという人も多いのではないだろうか。興味のある人は、ぜひ『ミーツ・ザ・ワールド』を手に取って、金原氏の描く新境地を堪能してみよう!

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