古市憲寿『ヒノマル』――戦時下の日本で、国家のために死ぬことを夢見る少年と自由奔放な少女はどこへたどりつくのか?

レビュー

コロナ禍になって初めて「自由」というものの尊さに気づかされた。制限された世界はなんて窮屈なのだろう。気の向くままに遠くに出かけることも、思うように大切な人と会うこともできないし、他人からの視線が私た…

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