中山七里の新シリーズ始動! 圧巻の“鑑定サスペンス”『鑑定人 氏家京太郎』の魅力を【マンガ】で読み解く!

文芸・カルチャー

PR公開日:2022/3/6

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鑑定人 氏家京太郎
『鑑定人 氏家京太郎』(中山七里/双葉社)

 2022年1月20日(木)に発売された中山七里氏の小説『鑑定人 氏家京太郎』。ベテラン作家が描く圧巻の“鑑定サスペンス”に、多くの読書家から好評の声が続出しているようだ。

 中山氏といえば、『総理にされた男』『さよならドビュッシー』など数々の名作を手掛けてきたヒットメーカー。昨年映画化され、世間に大きな衝撃を与えた話題作『護られなかった者たちへ』も彼の著作である。幅広いテーマを扱いつつ、それぞれの分野で深い知識を披露してきた中山氏の作品は、これまで何度も読書家の度肝を抜いてきた。

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 そんな彼の新シリーズ第1弾となる『鑑定人 氏家京太郎』は、民間の科学捜査鑑定所を舞台にした本格サスペンス。物語は、氏家鑑定センターの所長・氏家京太郎が女子大生3人を惨殺したとされる猟奇殺人犯の弁護士から再鑑定の依頼を受けるところから動き出す。容疑者の男は2人の殺害は認めるが、もう1人への犯行を否認しているという。相対する警視庁科捜研との火花が散る中、氏家は真実を追い求めていく――。

 発売直後から大きな注目を集めていた同作。購入者からは、「科学捜査の内容も詳しく書かれていて読んでいて飽きずに面白い」「難しいテーマだったけど、1ページ目からずっとおもしろかった!」「氏家の人間性や鑑定人として姿勢があまりにも魅力的なので、もう次回作を期待している自分がいる」「真実を追求する氏家京太郎の言動は圧巻で、人間性は中山節が炸裂。言葉の数々が、胸に重く刺さる。また他の作品のキャラクターが登場する楽しみもあり、とっても、嬉しかった」「新シリーズの登場に大興奮。本当に面白かったので、早くも今後の作品が楽しみ!」といった感想が飛び交っている。

 また中山作品のファンならすぐに気づいたかもしれないが、主人公の氏家京太郎は同氏が手掛ける人気タイトル「御子柴礼司」シリーズに登場する人物。つまり『鑑定人 氏家京太郎』はスピンオフといった位置づけになるだろう。ただ、もちろん「御子柴礼司」シリーズを読んでいなくても問題なく楽しめる作品だし、扱うテーマを踏まえれば、もはやスピンオフなどという言葉で括る意味はない。余談だが、中山作品は同一の世界を舞台にしていることで有名。ファンであれば、『鑑定人 氏家京太郎』の中の過去作に関連するちょっとした小ネタも楽しめるはず。

 そして3月1日(火)には、『サチコと神ねこ様』『木下くんとクロ』といったネットで話題のマンガを手掛けるマンガ家・わこ氏が、自身のTwitterに『鑑定人 氏家京太郎』の紹介マンガを投稿。渋い絵柄とコミカルな説明文で、同作の魅力をグッと引き出しているため、こちらに目を通しておけば世界観にスッと入っていけるはず。

鑑定人 氏家京太郎

鑑定人 氏家京太郎

鑑定人 氏家京太郎

鑑定人 氏家京太郎

 生粋の読書家たちを魅了する中山氏の待望の新シリーズ『鑑定人 氏家京太郎』。興味のある人は、ぜひ手に取ってみてほしい。さらに朗報が! 早くもシリーズ第2弾の「氏家京太郎、奔る」の連載が『小説推理3月号』でスタートしたので読み逃しなく!