立場や時代に翻弄されてもしなやかに生きる人々の、輝ける魂を描き出す──佐藤亜紀最新作『喜べ、幸いなる魂よ』

レビュー

世界が感染症の流行に振り回されて、もう2年ほどになる。仕事で会議をしたくても、友人と食事をしに出かけたくても、なかなかままならない状況だ。ふとそんな日々に疲れていることを自覚したときに、手に取ってほし…

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