人に会うとき、内気な人は「堂々としない」態度が大事!? 赤面は相手の警戒心を解きほぐす/気にしない習慣 よけいな気疲れが消えていく61のヒント

暮らし

公開日:2022/10/29

6 緊張して顔が赤くなると好感度がアップする

 人に会うときに、すぐに顔が赤くなることを恥ずかしく思う人もいるでしょう。それは考え方を間違えています。

 むしろ、「だから、好かれるんだ」というように発想の転換をしてみてください。

 赤面したり、恥ずかしがったりするのは、悪い評価を受けるどころか、むしろ〝好ましく評価されることのほうが断然多い〟という事実があります。

 ウソではありません。そう指摘しているのは、カリフォルニア大学バークレー校のダッチャー・ケルトナーです。

「どうして恥ずかしがり屋のほうが好ましいんだろう?」と思いますよね。

 その理由は、ケルトナーによると、相手の緊張を解くことができるからです。

 

赤面は相手の緊張を解きほぐす

 

 私たちは、見知らぬ人に合うと、どうしても警戒しますよね。

「この人は自分に害を与える人なのかどうか」「危険な人なのかどうか」ということがわからないためです。

 けれども、赤面したり、恥ずかしがったり、モジモジしていたりすると、「ああ、この人なら、私に害を与えることはないだろう」とホッと胸をなでおろし、警戒心を解くのです。

 相手にいらぬ緊張をさせず、のびのびとリラックスさせることができるので、恥ずかしがり屋は好ましく評価されるというわけです。

 

 内気であったり、恥ずかしがり屋だったりするのは、言ってみればおびえた小動物。そういう人は「なんだかカワイイな」と思われることがあっても、嫌われるようなことは、絶対に、もう絶対確実にありませんから、むしろよいことなのですよ。

 どうでしょう。こんなふうに考えると、すぐ顔が赤くなってしまうことが、素晴らしいことだと思えるようになるのではないでしょうか。

「顔が赤くなるのをどうにかしたい」

「もっと自信を持って、堂々としていたい」

 内気な人ほど、そういう気持ちになると思うのですが、それは間違えた考えというもので、もし堂々とした人間になってしまったら、今のように好かれることがなくなってしまうかもしれません。

 つまり、自分のいいところを失ってしまうことになるのです。

 

 私たちは、ないものねだりなところがあって、本当はものすごくいいところを持っているのに、「他人の芝生をなんて青いんだろう」と考えてしまいがちです。

 ぜひ「ない」ものではなく、「ある」ものに目を向けるようにしましょう。

 赤面することなど、これっぽっちも気にすることはありません。それは立派なアピールポイントですので、もっと自信を持っていいのです。

<第4回に続く>

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