今夜は飲み会。飲むぞ、食べるぞ! その前に準備しておくべきこととは?/結局、これを食べるが勝ち

暮らし

公開日:2023/4/13

飲む前にクイっと牛乳を一杯

 牛乳やヨーグルトの乳製品は、胃の粘膜を守るので胃でのアルコール吸収を遅らせてくれます。逆に空腹でお酒を飲むと、アルコールの吸収が早くなり悪酔いしやすいので注意して。どこでも手軽に手に入る牛乳やヨーグルトドリンクを飲み会前に飲んで小腹を満たしておくといいでしょう。

 さらに乳製品に豊富なたんぱく質(アミノ酸)は、肝臓のアルコール代謝を助ける作用もあるんです。そもそもアルコールは、体内に入ると胃から20%、小腸から80%が吸収されて、肝臓で代謝されます。この時にアセトアルデヒドという毒素が生まれ、それがさらに酵素によって分解されます。ここで分解が追いつかないとアセトアルデヒドが体内に停滞し、悪酔いや二日酔いを引き起こすのです。

 とくに日本人は欧米人に比べてアセトアルデヒドを分解する酵素が少ないと言われています。お酒で顔がすぐ赤くなる人は、特に分解能力が低い傾向にあるので気をつけましょう。

アルコール代謝を助ける栄養素を補給しよう

 飲み会中にもたんぱく質を摂ると、アミノ酸が肝臓でのアルコール分解をサポートしてくれます。ビタミンB1、ナイアシン、亜鉛もアルコール代謝を助けるので、おつまみの定番、枝豆や冷奴はぜひ注文を。

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 また、水分をたくさんとることも大切。お酒を2杯飲んだら水や烏龍茶を、日本酒のように度数が高いお酒の時はチェイサーをオーダーして水分補給しましょう。

 さらにお酒を飲むと満腹中枢が麻痺して食べ過ぎになりがち。飲み会前に、食物繊維が豊富な野菜ジュースやファイバー飲料を飲んで、食後の血糖値を上がりにくくするセカンドミール効果を狙うのも有効な対策です。

 大前提としてお酒の飲み過ぎは体に大きな負担をかけます。一般的には1時間で分解できるアルコールの量は、「体重×0.1g程度」とされています。個人差はありますが、缶ビール1本分のアルコールを代謝するのに平均4~5時間もかかるのです。大量に飲めば肝臓は朝まで活動し続けて大きな負担がかかることに。お酒はほどほどにしましょう!

<続きは本書でお楽しみください>

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