「恋」の語源は?/そんな理由!! アレにもコレにも! モノのなまえ事典

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公開日:2023/7/4

そんな理由!! アレにもコレにも! モノのなまえ事典

 好きな人に思いを寄せる「恋」。この言葉は、奈良時代にできた日本最古の歌集『万葉集』にも多く使われている。けっこう古い言葉だね。

 恋はその場にいない人を恋しく思うときにも使われる。気持ちを遠く離れた相手に送るという意味から、求めるという意味の「乞う」が元にあると考えられているよ。

 ちなみに「恋」という漢字は昔、「戀」と書いていた。むずかしい漢字だけど「糸・言・糸・心」という漢字を組みあわせたものと覚えれば、すぐ書けそうだね。上はおたがいに糸を引っぱりあっている様子、それに心が加わり「心をおたがいが引っぱりあう」という意味を表すんだ。

※由来には諸説あります

<第6回に続く>

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