明かりなき朔(さく)の夜。自らの輪郭が闇に溶けるほどの暗闇の中、それでも旅の僧は歩を進め、お堂に辿り着く/鵼の碑① 文芸・カルチャー 更新日:2023/9/15 『鵼の碑』(京極夏彦/講談社)第1回【全4回】「この世には不思議なことなど何もないのだよ」憑き物落としを行う古書肆・中禅寺秋彦が活躍する京極夏彦氏の「百鬼夜行」シリーズ最新作『鵼の碑』が発売。殺人の記憶を持つ娘に惑わされる劇作家、失踪した婚約者を探してほしいという依頼に奔走する探偵。さらに消えた三つの他殺体を追う刑事、そして古文書を調べる学僧と古書肆。物悲しく鵼の啼き声が響く日光で、謎は複雑に絡み合う。時代と過去の因縁が生み出す“化け物の幽霊”を、古書肆は祓うことができるのか。同シリーズの前作『邪魅の雫』の巻末でそのタイトルが発表されてから17年、待望の新作が登場です。 【30日間無料】Amazonの読み放題をチェック > 『鵼の碑』(京極夏彦/講談社) 本作品をAmazon(電子)で読む > 本作品をDMMブックスで読む > >> 次のページに続く 12> あわせて読みたい 【京極夏彦特集】作家デビュー30周年記念! これまでと今、そして「百鬼夜行」シリーズ17年ぶりの新作長編について語る<ロングインタビュー> 【京極夏彦特集】今に連なる原点にして、紡がれる伝説。「百鬼夜行」シリーズ全作ガイド 【京極夏彦特集】作家デビュー30周年記念! 作品、仕事、妖怪のこと…読者から募集した質問に京極さんが一問一答形式で回答 前の回 一覧 人気の連載 次の回 鵼の碑 Amazon(電子) Amazon 楽天(電子) DMMブックスBOOK☆WALKER 鵼の碑 Amazon