安全ちゃん(12)朝4時起きですべてはうまく回りだす! 暗闇からの旅立ち編
更新日:2013/8/6
でも、起きるつらさに比べて、 得られるものがとてつもなく大きいのです。 |
フリーランスで仕事をしていると、昼の12時に眠り夜6時に目が覚めるような夜の女になってしまいがち。しかし、朝起きて夜眠るという多数派の生き方にアゲインストする生き方は百害あって一利なし。マイノリティとして様々な困難を強いられることとなる。例えば、こんな問題が……。
* 日光がまぶしくて眠れない * お店が開いている時間は寝ているので買い物にいけない * 生活音で近隣住人に迷惑をかけないよう忍び足を余儀なくされる * 電話に出られない * 洗濯機が使えない * 掃除機も使えない * みんな寝てるので、twitterでつぶやいても誰にも読まれない |
もう、闇の世界はうんざり! というわけで、今回は光を求めて『朝4時起きで、全てはうまく回りだす』を読んでみた。
「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!
「ワタミ」で鍛えられ、外資系コンサル会社で学んだ、最適ワーク・ライフ・バランスのつくりかた。一人の落ちこぼれOLは、「朝4時起き」を習慣化したとたん、仕事もプライベートも充実した新しい人生を突き進み始めた。
朝4時起きで人生がポジティブな渦中に巻き込まれる
とにかく、時間に追われている現代人。コンビニ店員の手際が悪ければ呪詛の言葉を吐き捨て、ラーメン屋でオーダーが届かないときも呪詛の言葉、飛び込み自殺で電車が止まっても呪詛の言葉……。時間に追われれば追われるほど、心の広さは限りなくゼロに近づき、殺伐極まりない性格になっていく……。
そんな現代人の誰もが捕らわれている負の連鎖から、朝4時起きの習慣で解き放たれたのが、この本の著者である池田千恵さんだ。朝4時起きの習慣によって、以下のような数多の困難をブチ破ってきたのだという。
* 教師に「君はIQが低い」と言われる状態 ⇒半年の勉強で慶応大学に合格 * 新卒で入社したワタミでは、仕事ができなすぎて呆れられる ⇒早起きで仕事力がUPし外資系コンサルティング会社に転職 |
「IQが低い」という言葉のインパクトと、生徒にそんな暴言を投げつける教師のヤバさが気になりすぎて、輝かしい経歴が頭に入ってこない!
■効率がよくなる
朝は一日のうちで最も清らかな時間。静謐な街、澄んだ空気、白みゆく空……。集中を妨げる邪心、煩悩、妄念などが沸きようのないホーリーな環境の中、起きたばかりのクリアな頭で「その日、一番やるべきこと」に集中すれば、ショッキングなまでに効率よく事を運ぶことが可能!
早起きすれば毎日味わうことができます。 |
約4倍! 定期貯金の金利が0.035%しかないこの時代に、400%もの利回りをたたき出す早起きの威力に唖然……。「時は金なり」と言われていることを思えば、早起きこそが現代の錬金術なのでは? という気さえしてくる。
通勤時も早めの電車に乗れば、満員電車の疲労感とは無縁。メガシティ・東京の混沌から身を守ることができる。
■「忙しい」という感覚がなくなる
いつも「忙しい!」という感覚になってしまうのは、いつもやらなければいけないことに追われて、あせっているから。朝時間を活用することで「自分の時間を自分でコントロールできている」という意識が芽生え、あせりが消えるのだという。
確かに、締め切りギリギリで焦りながら仕事をしようが、締め切り一か月前に仕事をしようが、かかる時間はほとんど変わらないのに、精神的なダメージには内臓破裂と虫刺されほどの差が……。
早起きすれば、一日のスケジュールが自動的に前倒しになるため、
* 朝一番の仕事 ⇒早朝に終わらせる * 昼までに終わらせたい仕事 ⇒朝終わらせる * その日の夕方までに終わらせたい仕事 ⇒昼に終わらせる |
という感じで余裕が生まれ、焦らずに仕事ができるようになりそうである。
■段取りが良くなる!
段取りよく物事を進めるポイントは、なによりも事前に準備、予定をしっかり確認しておくこと。朝の時間に余裕があると、仕事に取り掛かる前に一日のスケジュールを確認し、仕事の全体像を理解することで段取りが良くなるのだとか……。
私は生まれながらの段取りの悪さには自信があり、最近はもはや収拾がつかないレベルでワークがカオスになっているので、早起きするだけで段取りが改善されるなら、魂を太陽に焼き焦がされてでも断固早起きに取り組みたい……!
■ポジティブになる!
朝時間にはポジティブなバイブスが満ちているため、そもそもネガティブな考えに脳を支配されにくい状況! その上、早起きを続けることで自分に自信がつき、前向きに頑張れるポジティブ脳の人間になれるのだという。
今まで、どれだけポジティブ系の自己啓発術を試しても長続きしなかったけれど、今度こそポジティブになりたいものである……(まだあきらめていない)。
試してみよう、朝4時起き!
というわけで、なにやらいいことだらけの朝4時起き……。しかし、やろうと思ってもできないのが早起きである……。
次回は、「実践! 朝4時起き」をテーマに実際に早起きに取り組み、早起きの効能を検証する予定(ちなみに、この原稿も4時起きして、朝書いている)。はたして私は、暗闇の人生から抜け出し、日の当たる道を歩むことができるようになるのだろうか……?
朝の時間をもっと激しく充実させたいときはこちらも!
ついギリギリまで寝てしまって、朝食もそこそこにあわただしく出かける。あなたは毎日そんな余裕のない朝を過ごしてしまっていませんか? 朝の過ごし方次第で人生はもっと楽しくなるのです。「朝からクヨクヨする人はいない。悩みごとは朝考えよう」「通勤経路を変えて、手軽な気分転換をする」「移動するなら早朝便を狙おう。」「朝食はいくら食べても太らない。早起きするとスタイルがよくなる……。」とびきり簡単でユニークなアイデアが、あなたに意外な発見と今日一日を頑張る元気を与えてくれます。10分早起きすればできる小さな奇跡の起こし方。
安全ちゃん 今回の野望達成度!
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