独特な感性がクセになるアニメと音楽の幸せなコラボ。植草航さんの本棚
更新日:2012/6/25
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<植草航>
アニメーション作家advertisement東京工芸大学芸術学部アニメーション専攻卒
短編アニメーション「向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった」が「第1回下北沢映画祭」でグランプリを受賞し、
「やさしいマーチ」で第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞を受賞。
代表作「やさしいマーチ」「向が丘千里はただ見つめていたのだった」
インタビュー
数えきれないほど尊敬する方はいるのですが、個人に特定するのは難しいです。
高校の頃、自分の描いたキャラクターに動きを付けてみたいという欲求からアニメーションの大学への進学を決意しアニメーションを作りはじめたのですが、アニメーションを作り始めてから「この表現で他にも違う自分の好きな物と深く結びついた作品が作れるのではないか」と考えました。そしてアニメーションの中にある時間軸に音楽のテンポや曲の構成を乗せたい。と結論を出した事が音楽と映像に関わる作品を作るきっかけでした。
>アイディア
音が無いと不安なので常にどこかで音を流しっぱなしにしています。 そんな最中ぼーっとしていたり移動中の時などに音楽を聴きながら物の流れなどを考えていたりして、それがどこまで応用性のある物なのかは分からないのですが、そういう事をストックしていたりします。そんな時が楽しいです。
- 代表作:『やさしいマーチ』
- 人気バンド相対性理論の曲「ミス・パラレルワールド」に映像を組み合わせたアニメーション作品。映像には実に様々な怪獣が姿を見せ、街を破壊したり、少女の周囲を闊歩したりと非常にユーモラス。スピード感あふれるアニメーションならではの動きと楽曲のリズムがマッチしており、何度も見直してしまいたくなる。第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞受賞作品。