ストレスや睡眠不足が原因かも…!?「眼前暗黒感」/声に出して読みたい理系用語⑩

スポーツ・科学

公開日:2020/6/17

言うだけで気持ちいい! 説明できたらカッコいい! 理系でも全部は知らない、珠玉の用語を集めました。思わず人に話したくなる、カッコイイ理系用語が満載の1冊から、10の言葉を厳選してご紹介します。

『声に出して読みたい理系用語』(信定邦洋/KADOKAWA)

光がほしい……
眼前暗黒感

医学
自慢できる度:8

 未来への光が見えない……一歩も前に進めない……もうお先真っ暗だ……。そういう意味ではありません。

 眼前暗黒感とは、文字通り目の前が真っ暗になって一時的に意識が遠のく症状のことです。これは、脳への血流が不足して起こるめまいの一種で、「失神型めまい」ともいわれています。

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 この症状が起こる病気の代表例が不整脈です。不整脈とは、心臓の筋肉を動かす機能に異常が生じ、心臓の拍動のリズムが不規則になることで脈拍に乱れが生じる病気です。

 不整脈の原因には、加齢やストレス、睡眠不足、疲労など、さまざまなものがあります。また、血圧の激しい変動が原因という説もあります。

 脈がたまに飛ぶ程度やこれといった症状のない徐脈(脈が遅くなる不整脈)は、心配のないことがほとんどですが、何もしていないのにふらっとする場合や急に意識がなくなる場合は、脳関係のその他の病気が隠れていることもあるので、できるだけ早く病院で受診することをおすすめします。



続きは本書でお楽しみください。