最初の具材はまさかのアレ!? 150年前から日本で愛されるカレーの歴史/毎日雑学

暮らし

更新日:2021/1/3

最初の具材はまさかのアレ!? 150年前から日本で愛されるカレーの歴史/毎日雑学

 身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!

 この雑学では日本のカレーの歴史、日本で最初のカレーに入っていた具材について説明します!

雑学クイズ問題

【日本のカレーの歴史、最初の具材はまさかのアレだった】

advertisement

 A.鶏

 B.カエル

 C.スッポン

 D.ヘビ

 答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

日本で最初に作られたカレーの具材とは?

【日本の初めてのカレーレシピ】

 日本で最初に家庭向けに発表されたカレーレシピはどんなものだったのでしょうか? 日本で最初にカレーレシピが発表されたのは1872(明治5)年でした。今から150年前から日本ではカレーが食べられていたんですね、驚きです! 更に、現代でいうところの「レシピ」というものもちゃんと存在していたんですね。

【当時のカレーの具材はなんと!】

 当時のカレーの具材についてですが、鳥肉にエビに……ここまでは普通ですが、なんと「アマガエル」を具にするようレシピに記載されていたようです!

 海外では食べられているカエルですが、日本ではあまり食材としては食べないので気持ち悪いと思う人も多そうですね…。ちなみに、カレー発祥の地インドでもカエルをカレーの具材にする文化は無いそうです。

最初の具材はまさかのアレ!? 150年前から日本で愛されるカレーの歴史/毎日雑学

【日本にカレーを伝えたのはインドではない】

 日本にカレーの調理法や文化を伝えたのはインドでは無いそうです。では、どこの国なのでしょうか?

 意外に思うかもしれませんが、日本にカレーを伝えたのイギリスです。では、イギリスではカレーにカエルを入れているということでしょうか?

 しかし、これも違うようです。イギリスのカレーはビーフやポークを使うのが一般的です。そのため、日本に伝えられたカレーも、カエルを具材にする調理法は伝えていません。

【どうして日本のカレーにはカエルが?】

 インドからもイギリスからもカエル入りカレーは伝えられていません。では、どうして日本の初期のカレーにはカエルが具材として入っていたのでしょうか?

 そこには、当時の日本と世界の食文化の違いがありました。当時の日本では、ビーフやポークを食べるという食文化が根付いていませんでした。その時にビーフやポークの代わりに考えられたのがカエルです。確かに、カエルは簡単に手に入りやすかったのかもしれません。

【カエルの味とは】

 食感としては、鳥肉に似ていて、味は特にしないそうで、さっぱりとしていて食べやすいようです。日本ではあまり馴染みがありませんが、中国やヨーロッパでは食材のひとつとして食べられているそうです。

 それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

 雑学クイズ問題の答えは「B.カエル」でした!

 

まとめ

 日本最初のカレーレシピは1872年で、アマガエルを使用したレシピがあった。

 当時の日本では、ビーフやポークを食べる習慣が無かったため、代わりにアマガエルを使っていた。

 ちなみに、諸外国ではカレーにカエルを入れて食べる文化は無い。

 カエルの味は鳥肉に似ていて、味はさっぱりしている。

雑学.com

【こちらも読みたい】
▶食べてよし! 塗ってよし!? バターは塗り薬だったことがある?/毎日雑学

※この記事は雑学.comから提供を受け作成しています。