なぜか心臓が3つも! 意外と知らないイカの常識はずれな生態/毎日雑学

スポーツ・科学

更新日:2021/1/3

なぜか心臓が3つも! 意外と知らないイカの常識はずれな生態/毎日雑学

 身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!

 この雑学では、イカの心臓が3つある理由や機能などについて解説します。

雑学クイズ問題

イカの心臓が3つもある理由とは?

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 A. 元々は別々の生き物だったため

 B. 速く活発に動くため

 C. 触手が切れても生き残るため

 D. 弱点を擬態するため

 答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

イカの心臓の数は3つ!? なぜそんなにあるの?

 大人から子どもまで誰もが知っている常識として、人間は心臓が止まると死んでしまいます。当然ですが心臓は1つしか無く、心臓なくしては生きられないため、とても重要な臓器です。しかし、地球には心臓を複数持っている生物がいるのをご存じでしたか?

 その驚異の生物の正体は、「イカ」です。常識を超越した生き物のように思えてしまいますよね。よく食卓にも並ぶイカが、実はそんなに驚異的な体の構造をしているとは知らなかった人が多いのではないでしょうか。それでは、なぜそんなに心臓があるのか、そして体のつくりはどうなっているのか、わかりやすく解説していきましょう。

イカの心臓の数が3つもある理由

 それでは、イカの心臓が3つである理由について、さっそく解説していきましょう。

 イカの運動量は多く、泳ぐスピードはとても速いです。イカというと海の中でゆらゆらと優雅に浮いて泳いでいるイメージがあるかもしれませんが、大きいサイズのイカでは時速40km程度の速さで泳ぐことができるそうです。そして、イカは決してただゆらゆら漂っているだけではなく、海の中での動きはとても活発です。動き続けるためには当然ですが酸素が大量に必要となります。イカが活発に動き続けるために、イカには心臓が3つも備わっているということですね。ちなみに、イカの心臓は1つがメインの心臓で、残りの2つは補助的な心臓だそうです。補助の心臓は左右のエラに備わっています。

なぜか心臓が3つも! 意外と知らないイカの常識はずれな生態/毎日雑学

イカの雑学

 イカには心臓が3つあることがわかりましたが、実はイカには他にもおもしろい豆知識・雑学があります。

●実はとても力持ち

 イカの握力は海の世界の中でもトップクラス。1度でも獲物を捕獲してしまうと、絶対に逃がさないような腕力の持ち主です。そして、顎の力もとても強く、捕食する際には獲物が原型をとどめないほど粉々に砕いてしまいます。

●実は貝の仲間?

 貝と言えば頑丈な殻に守られた生物をイメージします。軟体動物でぐにゃぐにゃして軟らかいイカですが、実は貝の仲間だったのです。現在の姿からは似ても似つきませんが、大昔のイカには殻がついていたそうです。しかし、進化の過程で不要となり、より速く泳げるように進化を遂げた結果、今の姿になったのです。そのため、元々は貝の仲間で、今では遠い親戚といったところでしょうか。

 それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

 雑学クイズ問題の答えは「B. 速く活発に動くため」でした!

 

まとめ

 イカには心臓が3つ備わっている。

 イカは海の中では活発に動き回り、時速40kmの速度で泳ぐ種もいる。

 そのため、大量に酸素が必要となるため心臓が3つ備わっている。

 イカは軟らかいイメージだがとても力強く、貝に近い仲間である。

※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。

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