「総スカン」はどこの方言が語源?/大人の博識雑学クイズ

文芸・カルチャー

公開日:2021/4/2

【答え】関西弁

【ポイント】
周囲の人たちに嫌われること、そして孤立することを「総スカン」という。カタカナで書かれることが多いため、その語源がわかりにくくなっているが、実はこれ、まとめて、あるいはすべてを意味する「総」と、好きではないことを意味する関西方言の「好かん」が合わさってできた言葉だ。関西を中心に1930年代頃から使われるようになった、比較的新しい言葉といわれている。また、英語の俗語で「零敗」を意味する「スカンク(skunk)」に由来するという説もある。

雑学総研

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【著者】雑学総研(ざつがくそうけん)/珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく、日々情報収集に取り組んでいる。著書に『誰も書かなかった 日本史「その後」の謎』『誰も書かなかった 世界史「その後」の謎』『雑学大王 日本史編』(以上、中経の文庫)がある。