求肥は当て字。そのもとになった言葉は?/日本の食べものクイズ<雑学大王 日本史編>

暮らし

公開日:2021/7/1

【答え】牛皮

【解説】
観光地のお土産として、どこでも見かけるのが「ぎゅうひ」を使った菓子である。「求肥」のあて字が使われているが、もとは牛皮の意。牛の肌の薄皮に似ているというので、「牛皮」としたが、これでは菓子としてはふさわしくない。そこで求肥の字をあてたわけだ。白玉粉を蒸して、晒(さら)した水飴や砂糖を加え、羽二重の肌触りのように練り上げる。中国から伝わったもので、日本では京都からはじまったという。出雲の殿様が京都に行ったとき、珍味であると賞賛したというが、いまでも松江の風流堂は求肥づくりを得意としているようだ。

雑学総研

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