働きすぎて、戦闘モードに…。そんなときは、心をときほぐすことも大切!/しいたけ.のやさしいお守りBOOK

暮らし

公開日:2021/12/30

まるで温泉につかった気持ちで

 現代人はどうしても「働きすぎ」という問題を抱えています。

 僕がお会いする人の声のトーンや表情も、①の戦闘モードが多かったりしますね。意識をずっとONにしておかなければいけないから、どこかで自分を崩すことができない。その結果、他人と打ち解けるということじたいがどんどん難しくなる。

 もっと言うと、「休日であっても休んだ感覚がしない」というのは、ずっと表情と声が硬直してしまっているからではないか、と僕は考えています。

 

 では、どうすればいいか。これはすぐにできます。5秒でできます。

 立ち止まって、誰もいないところで自分に「大丈夫」と声をかけてみてください。

 注意したいのは、自分が「大丈夫」と言った声が、どう響くかを感じてみることなのです。

 大丈夫という言葉はひとつでも、その言葉の背景に流れている声のトーンは、無数にあるはずだから。

 

◎「大丈夫!」(こんなところで落ち込んでいられないんだよ)

◎「大丈夫!」(まだここまでしか終わっていない。はー、今日も遅くなるな)

◎「大丈夫」(あなたよくがんばったよね)

◎「大丈夫」(一緒になんとかしていこう。大丈夫)

 

 コツとしては、まるで温泉につかった気持ちで。

 頭の中でイメージできたら自分に「大丈夫」と言ってあげてください。自分の体温が少しだけほっこり温かくなる気がしたらOK。

 この「大丈夫」を習慣にしましょう。

 自然と、他人にかける「大丈夫だよ」という言葉や、その他のあらゆる言葉を、適度な温度で届けていくことができますよ。

<第4回に続く>


『しいたけ.のやさしいお守りBOOK』を楽天Kobo(電子)で読む >

『しいたけ.のやさしいお守りBOOK』をAmazonで読む >

あわせて読みたい