刑事のことを「デカ」と呼ぶのはなぜ?/教養としてのウラ言葉トレーニング

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更新日:2022/3/2

【答え】明治時代に警察官が着ていた「角袖」に由来

【解説】
デカとは、実は明治時代に生まれた言葉とされる。当時はまだ和服が主流で、洋服は値段が高かった。そこで、洋服を手に入れることができない刑事は「角袖」という、角形に仕立てた袖を持つ和服の外套(がいとう)を着ていた。そこで、当時の人びとは刑事のことを「角袖巡査」と呼ぶようになった。そして角袖巡査の「カクソデ」がいつの間にか逆さ読みの「デソクカ」となり、最初と最後の文字をとって「デカ」となったという。なお、この説には異説もあって、「カクソデ」の最初と最後の文字を取って「カデ」と呼び慣わされるようになってから、それを逆さまにして「デカ」となったとする説もある。いずれにせよ、「角袖」がデカの語源になったことは確かなようである。

雑学総研

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