所要時間1分! 身体の温めスイッチをオンにする朝の習慣。-20kg減量したダイエット美容家が教える、“冷え冷えボディ”からの脱出法

健康・美容

更新日:2018/1/22

『ぽかトレ』(本島彩帆里/マガジンハウス)

「ぽかトレ」とは、体内で生み出した熱を体中に巡らせ、ぽかぽか温かい身体を作るためのトレーニングのこと。インスタフォロワー数27万人を超える注目の美容家・本島彩帆里さんが、エステティシャンとしてたくさんの女性に触れる中、「健康できれいな人は、やわらかくてあたたかい」という共通点に気付き、実践・提唱してきたメソッドです。

 彩帆里さん自身、かつては冷え性がひどく、冬は冷たいふくらはぎが気になって眠れないほどだったそう。それが妊娠を機に身体を温めるような生活習慣を心掛けるようになって、今まで悩んでいた頭痛や便秘、PMS(月経前症候群)からも解放され、産前より健康的な身体を手に入れることができたのだとか。

 最新刊『ぽかトレ』(マガジンハウス)では、毎日コツコツ続けやすいセルフケアを、「燃焼マッサージ」「姿勢&骨盤リセット」「生活習慣」「食材&レシピ」の4項目に分けて、かわいいイラストと彩帆里さんの実例写真付きで解説。

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 う~ん、確かに彩帆里さん、血色が良くて、柔らかくて、抱き心地が良さそうなお身体をされています…! そこで今回は、彩帆里さんのようなふわぽかボディを手に入れるための「ぽかトレ」メソッドを本書から少しだけご紹介します。

■身体が心地よく感じる、無理せずラクに続けられる“ふわぽか習慣”を取り入れよう

 つらい食事制限や気合が必要なエクササイズ。たとえ効果が高くても続かなければ意味がないですよね。本書では「気持ちいいから続けられる」ふわぽかボディのための生活習慣を多数掲載。自分に合いそうなものを探してみましょう。

【起き抜けの“ねこポーズ”】


 所要時間1分! 起きたらそのままベッドの上で、ねこのように伸びるだけ。縮こまっていた身体が伸びると全身に血液が巡るのだとか。ちなみに私は昔通っていたヨガで同様に身体を伸ばす“チャイルドポーズ”というのを教わりました。辞めた今でもこれだけは気持ちが良くて毎朝やっているのですが、やはり自分の身体が気持ちいいと感じることは素直に続けてよかったんだと感動です!

【電車の中で骨盤リセット】


 通勤電車では吊り革につかまって骨盤リセット。かかとをつけて無理なくつま先を開き、膝をキュッと閉じて立ってみましょう。歪んだ骨盤を、通勤時間に“ながらリセット”。

【ランチのときは背中にバッグを置いて】


 外出先ではバッグを背もたれと自分の間に置くと、腰にクッションができて自然と姿勢が正されるのだとか。見た目にも上品でスマートですよね。

■冷えて硬くなった身体は、外からのマッサージで熱を届けるのが大事

 本書では、冷えを撃退し身体を痩せやすくする“燃焼マッサージ”の基本と、部位別に12の実例を紹介。本記事では冬の厚着でも目立ちやすいヒップラインを整えるおしりマッサージを抜粋。おしりは脂肪が多いので血流が悪くなりがちなのだとか。ぷりっと上向きのおしりをイメージしながら行いましょう!

(1)おしりの中央にある「仙骨」をほぐす


 仙骨の周りをほぐすことで骨盤周辺の血流がアップし、熱の巡りが良くなる。さすったり、押したり、流したりして気持ちよく温めて。

(2)太ももから持ち上げる


 太ももからお尻にかけて、お肉を持ち上げるようにグーで流しましょう。

(3)トントンと叩く


 イタ気持ちいいくらいの強さでおしり全体をトントンと叩く。これ、無意識のうちについやっている女性も多いのでは?  私も立ち上がった瞬間、腰やおしり回りを叩くクセがありますが、気持ちいいんですよね!  おしりはこると下がりやすいので、こまめにほぐすのが良いそうですよ!

 いかがでしたか。本書では他にも「朝起きたら白湯を飲む」「一日一杯の具沢山みそ汁」など、気付いたら気持ち良くて続けちゃってそうな“ぽかトレ”をたくさん紹介しています。

 心や身体が冷え固まっていると、身体からの“気持ちいいのサイン”にも気付けなくなりがち。冬本番になる前に、小さなところからコツコツと“ぽかトレ”始めてみませんか。

文=八巻奈緒