写真整理どうしてる!? 整理収納アドバイザーがすすめる“とっておきアルバム”

ライフスタイル

2018/4/7

 スマホでいつでもハイクオリティな撮影が楽しめる近年は、我が子の成長や思い出を画像で記録することも多い。しかし、そうした画像は撮影をした後にどうやって保存しようか迷ってしまうものだ。

 こうした悩みを解決してくれるのが『シンプルだから忙しくてもずっと続く! 子どもの写真整理術』(Emi/ワニブックス)。整理収納アドバイザーであるEmiさんが開催するセミナーは、即満席になるほどの人気だ。そんなEmiさんは自身が考案した“とっておきアルバム”には、忙しいママたちでも実践しやすい写真収納術が詰まっている。

■ズボラでも続けやすい“とっておきアルバム”とは?

 Emiさんがおすすめする“とっておきアルバム”は、シンプルで分かりやすい。

「1年に1冊」、「1ヶ月1見開き」、「育児日記カードをさし込む」という基本の3ルールを実践するだけで、思い出深いアルバムが出来上がる。

 子育て中のママは時間に限りがあるため、手の込んだアルバムを制作することが難しい。だからこそEmiさんは、アルバムポケットに写真をさし込むだけのシンプルなアルバム作りをすすめている。続けやすいようにルールはゆるく、思い出深い月は収録する写真の数を多くするのもよいのだそう。こうしたとっておきアルバムは、家族で1年に1冊にすることもポイント。データをCD-Rと外付けのHDDに残しておけば、複製だって可能になる。

 また、アルバム内に添える育児日記にも長続きする秘密がある。育児日記は毎日記そうとすると、ストレスになってしまうことも多いが、あらかじめ毎月1枚と決めておけば、楽しみながら子どもの成長を記すことができる。こんな風に、Emiさんが考案したとっておきアルバムにはママ自身がアルバム作りを心から楽しめるような工夫がたくさん盛り込まれているのだ。

■とっておきアルバム作りは写真の整理から

 家中に子どもの写真が散らばっていると、どこから整理していけばいいのか分からなくなってしまう。こうした場合はEmiさん流の写真整理テクを実践していくこともおすすめだ。

 Emiさんの写真整理術には「迷い」という選択肢が設けられていることがポイントだといえる。大切な我が子の写真は少し映りが悪くても、捨てられないことが多い。だからこそ、迷ったときは時間を置いて、気持ちの整理をつけてみるのもよいのだとEmiさんは語る。また、写真が多すぎて選びきれない場合は“ざっくりアルバム”を作り、思い出を残すのもよい。

 子どもが遊ぶおもちゃの変化などはL判印刷をするほどではないが、大切な思い出のひとつだ。ざっくりアルバムなら、こうした何気ない思い出も眺めて楽しめるようになる。

 そして、思い出を大切にまとめるにはアルバム選びにもこだわりを持つことが大切だ。自分の姿を写真で見ることは、子どもにとっても楽しみのひとつになる。そのため、Emiさんは子どもが自分で持てる重さのアルバムを選ぶよう、すすめている。こんな風に子どもの視点にも立ったアルバム作りができるのも本書の大きな醍醐味だ。

■ベストショットを引き出す撮り方ルール

 写真を整理していると、「思い出に残るようなベストショットがもっと欲しい」と思うこともある。そんな方はEmiさんが教えてくれる撮り方ルールを参考にしてみてほしい。中でも筆者が一番素敵だと感じたのは「子どもにカメラを持たせてみる」というルールだ。子どもと大人が見ている世界には違いがある。だからこそ、我が子の視界に広がっている世界が知れたら、今まで気づかなかった新しい発見が得られるかもしれない。

 プロカメラマンがカメラテクを紹介している写真本はたくさんある。しかし、ひとりの母として子どもと向き合っているEmiさんだからこそ、伝授できる撮り方ルールがあるのだと感じた。難しいことがゼロなEmiさん流の撮り方ルールは、子どもの新たな愛くるしさを見つけるきっかけにもなるだろう。

 家族で過ごす毎日は何気ないように見えるが、大切なモノが多く溢れている。写真は思い出だけでなく、そのときの想いも映し出してくれるかけがえのないものだ。データとして写真を保存してしまうことが多い近年は、改めて思い出の保存方法を検討していくことが大切なのかもしれない。

文=古川諭香