馬だっち、好きだっち! 声優・和氣あず未たちが“ケモ耳”声優に!? Cygamesの新プロジェクト「ウマ娘 プリティーダービー」始動【Anime Japan 2016レポート】

アニメ

公開日:2016/4/22

声優が競馬の実況に挑戦! しかし、プロモーション映像内でコケたのは中の人ではない…!!

 さて、ここで、「馬を演じるなら競馬を知らないと!」ということで、キャスト3人が「競馬基礎クイズ」に参加。その内容はけっこうガチなものだった。

 たとえば1問目は、競馬ファンの誰もが知るビワハヤヒデ(兄)とナリタブライアン(弟)という兄弟馬にまつわる問題で、「兄がレース中のケガで引退となった次週、弟が大きなレースで見事勝利。その時、実況者の杉本清さんが生んだ名実況とは?」という内容。

 「同じ言葉を3回繰り返した」というヒントが出される中、高野は「ナリタブラザーズ!!!」という、どこかのゲームタイトルのような回答を。その一方で、伊波は「兄弟愛」とかなり答えに近い回答を叩き出し…。正解は「弟は大丈夫だ!」。当時、この名実況に多くの競馬ファンたちが涙したという。

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▲ガチすぎるクイズ内容に、珍回答が続出…

 他にも数々の珍回答を経て、4問目の「3人のうち、いちばん実況が上手なのは?」という、質問なのかただの無茶振りなのかよく分からない問題へ。「これは伊波さんでしょ!?」(高野)、「私はマリンカ(高野)だと思うな〜」(和氣)と、褒め合うというより押し付け合っているような3人だったが、結局は全員が実況を試すことに。

▲「実況が上手い人」の名声を譲り合う(!?)3人

 プロモーション映像に合わせながら、「あ、走った!」と言ったまましばし黙ってしまった和氣、そして「誰かが“コケた!”…なんと、和氣あずみだーっ!!!」となぜか中の人を登場させる高野と、「ゴールが出ない!」と困惑気味の伊波の実況だったが、最後にメーカーからのリクエストで向が競馬とアニメを絡めた実況でうまく締め、会場は大盛り上がり!

▲ウマ耳をつけたキャストたちがウマ娘のレースを実況…!

テーマソング「うまぴょい伝説」で馬のようにピョンピョン!

 ところで、この3人が身につけていた紫と白をベースにした衣装、じつはキャラクターたちがプロモーション映像内で着ていたものと同じ。ステージの終盤には、テーマソングとして流れていた「うまぴょい伝説」を生で歌唱することに。

▲テーマ曲「うまぴょい伝説」前奏部分のフォーメーション

 高野が「馬だっち、好きだっち、っていう掛け声がかわいい」と語った通り、歌詞の随所には競馬に絡めた歌詞が。さらに「キャッチーというか、競走馬だけに疾走感と軽やかさがある」と伊波が話した通り、サウンドはなかなかのハイテンションだ。また、馬がピョンピョンと飛び跳ねるような振り付けがキュートで、3人がステージを所狭しと飛び回る様子はかなり楽しかった。

▲客席と密着したステージを跳ね回った!

 最後の挨拶で「この作品と共に馬のことを学んで、楽しいコンテンツにしていきたい」(高野)、「愛を持って演じていきたい」(伊波)など、作品への熱い想いを伝えていた3人。このイベントでその第一歩を踏み出し、いずれはサラブレッドたちのような新たな伝説を生み出してくれるに違いない!

▲ウマ娘らしく、手足を跳ねさせながらステージを退場

 また、視聴者にとっても、懸命に走る数々の馬…ならぬ女の子たちにいろんな意味で興奮し、中の人の成長をあわせて楽しめるコンテンツになるはず。

 なお、イベントでは4月からコミックアプリ「サイコミ」が始動し、“負け馬”として伝説となったサラブレッド“ハルウララ”をモチーフにした漫画「ハルウララがんばる」の連載も開始することも発表された。今後は「ウマ娘 プリティーダービー」と連動した“競走馬”コンテンツが盛り上がりを見せていきそうだ。

ウマ娘 プリティーダービー プロモーションムービー

<ウマ娘 プリティーダービー>
「ウマ娘 プリティーダービー」ティザーサイト

(C) Cygames, Inc.

取材・文=麻布たぬ