いま考えなければならないこと――原発と震災後をみすえて (岩波ブックレット)
いま考えなければならないこと――原発と震災後をみすえて (岩波ブックレット) / 感想・レビュー
壱萬弐仟縁
原発推進派は後のことを考えない、刹那的な発想できている(23頁)との指摘はそのとおりだと思う。彼らには、孫は居ないのだろうか? 今のところ、わが家は評者の世代で断絶すると思うが。加藤先生は、「未来をつくるためには、一つ一つが小さくとも、全体として大きな流れにならなくてはならない。少数意見がいくつかあるとき、多数意見にとってかわる。社会が変わる。それが民主主義のいいところ」(63頁)。多様性ある少数意見が個性を放ち、もって、多数派の常識を、少数派の常識(従来の非常識)がオルタナティヴとなる面白さが貴重。
2013/05/19
ぼーくー
☆☆☆☆
2014/04/04
toshokan-no-hito
読む進むごとに、頁をめくるたびに、新たな視点と意表を突く論考がアタマを刺激する。わずか60頁の奇跡。学生諸君よ、読むべし!考えるべし!そして疑うべし!それが加藤周一の望むところだ。
2013/03/06
dani
この本のもとになった雑談が行われたのは2000年。その時点で阪神大震災と東海村のJCO事は起こっていた。この雑談はそのままフクシマにつながっていた。『科学に「絶対」はない。「絶対」といったら、それは信仰の問題です。かくして「安全神話」ができあがる。』そうなると、東通原発の活断層を巡る解釈は問題外か。
2012/12/16
愛希穂
後で
2013/01/19
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