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捨てたい人 捨てたくない人

捨てたい人 捨てたくない人

捨てたい人 捨てたくない人

作家
群ようこ
出版社
幻冬舎
発売日
2024-03-06
ISBN
9784344042384
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捨てたい人 捨てたくない人 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

久しぶりに群さんの小説を。身内の身の回りの”断捨離”あれこれ5話。どれもチクリと刺さって読んだ。否、チクリどころか「えぇー!」としたのは『息子の嫁の後始末』『夫の部屋』に至ってはウンザリしてイラつく始末。『溜め込みすぎる母』我が母を思って疲れが・・『本好きとフィギュア好きの新居問題』はいつまでもやってろ~と本音が漏れる。1話目の『捨てられない姉 捨てさせたい妹』姉妹のドロドロもあるのかと思ったら、そんなことは無くて一番良かった。着ないのに捨てられない服ってあるよね~(汗)

2024/03/27

machi☺︎︎゛

断捨離をめぐる男女、姉妹、夫婦、親子の戦い。私も妹とは正反対の性格だから「捨てられない姉,捨てさせたい妹」にはそうそう!わかるー!と言いながら読んでいた。後はガンプラと本をそれぞれ選びきれないカップルにも共感。個々が大事にしている物や趣味の物って全然違う場合一方にとってはゴミ、一方にとっては宝物、これが原因で上手くいがなくなる場合もよくあると思う。私も積読本が増えて困っているけど断捨離は出来ない。でも旦那のキャンプ用品はほんと邪魔。

2024/04/13

tamami

群ようこさん初読み。店先でパラパラと立ち読みをしていたら、「捨てたくないヤマダさん」などというフレーズが目に飛び込んできて、衝動的に購入してしまう。今や国民病?といってもよい、要断捨離症候群の人々が登場する連作小説集。どれも「モノ」の所有に固執する人々を巡る、軽いノリで書かれた物語といったところか。誰にでも起こりそうな、見方によって贅沢な悩みとも言える出来事ではあるが、ごく近しい人との問題故に、簡単に落とし所が見つからないところに、現代を感じてしまう。自分の心を見透かされる物語、と思うのは私だけだろうか。

2024/03/09

itica

気づかないうちに物は増える。何とかしなくちゃと思いながらも日々の生活に流されて行く。そうして必要に迫られて処分せざるを得なくなった人たちのあれこれ(バトル?)5編。「捨てたい人」の私と、「捨てたくない人」の夫のせめぎ合いをチラチラと思い浮かべながら、ため息とともに読了。あるあるだねー

2024/03/17

けいぴ

洋服、本、ガンプラ、非常食、浮気相手とのものなど、なかなか捨てられない人たちと捨ててほしい人たちのお話。捨てることが、人間関係を見直すことやこれからの人生につながっていくのですね。私は観葉植物が増える一方です。

2024/03/31

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