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珊瑚集―仏蘭西近代抒情詩選 (岩波文庫)

珊瑚集―仏蘭西近代抒情詩選 (岩波文庫)

珊瑚集―仏蘭西近代抒情詩選 (岩波文庫)

作家
永井荷風
出版社
岩波書店
発売日
0000-00-00
ISBN
9784003104163
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珊瑚集―仏蘭西近代抒情詩選 (岩波文庫) / 感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

永井荷風の訳詩集。ヨーロッパの詩なのに、荷風の江戸文学の素養が滲み出ているのが面白かった。訳詩なのに江戸時代頃の日本人による漢詩の読み下し文のように感じるのだ。東洋的な感性と西洋的な感性の二つを身に付け、世間に安易に迎合しなかった荷風の作家としての姿勢がこの集にも表れている。死のイメージに満ちたボードレールの詩が多く収録されているのは、表面的な西洋の文化の受け入れに躍起になって、西洋の文化の本質をとらえようとしない日本人に冷や水を浴びせる意図があったのではないかと思った。

2015/04/28

mitu

冒頭のボードレールの『死の喜び』が荷風作を読んでいるような錯覚にとらわれます。 「…われ遺書を厭み墳墓をにくむ。死して徒に人の涙を請はんより、生きながらにして吾寧ろ鴉をまねぎ、汚れたる脊髄の端々をついばましめん。 あゝ蛆虫よ。眼なく耳なき暗黒の友、汝が為に腐敗の子、放蕩の哲学者、よろこべる無頼の死人は来れり わが亡骸にためらふ事なく食い入りて、死の中(うち)に死し、魂失せし古びし肉に、蛆虫よ、われに問へ。猶も悩みのありやなしやと。 かと思うと、〈ランボウの『そぞろ歩き』⇒

2021/09/16

mitu

【追加メモ】荷風の青春の記念碑『珊瑚集』には彼の心情が吐露された面が縮約されて表現されていると言える。自覚的に文学者たらんと志すに至るまでのアメリカでの生活は、『ふらんす物語』中で証する如く、ワシントン、NYで生活を共にした娼婦であり恋人であったイデス(アーマしか該当しない?)という一人の女性を中心に回転している。荷風の心を奪う全生命に等しかったと同時に、彼の足を引っ張る重荷でもあった。彼女と別れフランスに来た時、厄介払いしたという気持ちもあれば、後ろ髪を引かれて再びワシントンに帰り⇒

2021/09/18

壱萬弐仟縁冊

仏蘭西近代抒情詩選(7頁)という副題がある。 季節は秋をモチーフとしたものが多い。 アンリイ・ド・レニェエ「告白」(64-66頁)を音読。 パッションが感じられる。 「奢侈」(おごり)のアルベエル・サマン(103頁~)。 一部、音読。 繰り返されるものは、「かくぞ譬へん。幽遠神秘の『奢侈』」(104頁)。 「強者の弱点。弱者の強所」(111頁)。 この複眼思考が必要。 

2014/03/14

モリータ

ヴェルレーヌ好き。

2012/09/22

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